nagajisの日不定記。
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今回は見学会の報告書というよりも琵琶湖疏水の案内書みたいなものに挑戦してみようと思っている。見学会では時間の制限で一部区間しか歩けなかったし(それでも朝早く行ってねじりまんぽやら第三隧道坑口〜水路閣〜哲学の道まで歩いて回ったのだけど)、自分自身あいまいな理解のままの部分が多いからな。フォーマットは「探訪 近代土木遺産」の拡大バージョンになると思いなせえ。
で、昼過ぎから原稿を書き始めたわけなのだが。・・・途方もなく膨大な量になってしまった。背景をまとめるだけでも大変。これでも枝葉をばっさり伐ったつもりなのだが。わかりやすくしようと「ですます調」にしたらかえってイヤラシクなったり。退屈な企画になったらごめんなさい。
それにしても疏水情報はwebに豊富にあるので助かる。利用できそうな写真もあり。しかし新情報の追加はできそうになさげ。
土木図書館にお尋ねしていた件がかえってきた。立派なレファレンス報告まで頂いて恐縮の限り。やはり建設局で伺ってきた話と符合するようだ。というか自分がそのへんの仕組みをよくわかってない。設計と設計図面・構造計算書を作成するのは別ということだ。感覚的にはそうだろうなと判っていても、こうして多角的な面からそれを示されるとやっぱり理解度が違う。ある意味これも体験学習。
こうした内部事情?は門外漢のnagajisだが、門外漢ゆえに興味深々。野次馬にならない程度に追っかけてみたいと思う。
話は全然飛ぶが、先日のH部長さんのお話では高麗橋については設計図面・構造計算書に工費内訳(だったっけか?)まで1冊にまとめられた資料が存在するとのこと。また設計者とは別に設計図を製図清書した人があるという例もあるそうだ。さすがは市町村クラスで唯一橋梁課があった街だけある。そういえば大阪には増田淳設計の橋は十三大橋ただ一つしかない。あれだけ見事な橋が数々あるといふのに。
さらに全然話が飛ぶが、大学時代のアルバイトで設計図面の修正補助というのをやったことがある。設計図と実際の施工との違いを反影させるため、変更部分を電動消しゴムやカミソリの歯やらで消していくという作業だった(もちろん作図はやってない)。一週間近く毎日毎日延々と消し続けたっけ。舞鶴自動車道木下高架橋だとか東海北陸自動車道一宮JCTAランプ橋上部工下部工カルバート工だとかの図面を修正した。
あと、あれだな、法面擁壁のコンクリート打ちもやった。バイブレーターかけてコンクリートを行き渡らせる作業とか。加減がわからず相当丁寧にやっていたけど、実はあれってまずかったんじゃなかろうか(あまりかけ過ぎるとコンクリートと水が分離してしまう)。どこを施工したかも忘れてしまったので時効ということで(違
こんな所でないと日の目をみないであろう写真をいくつか。これは先日の見学会、大津市の三井寺近くの民家の軒先にて発見した足踏み水車。灌漑水路から田畑に水を汲み上げるための装置だ。これも立派な産業遺産なり。
安治川隧道南側、源兵衛渡交差点の信号機の柱にぶら下がっていた、謎のリモコン。一瞬「信号の操作装置か?!」と思ってしまったがそんなものが置かれているはずもない。そもそも上下とか東西南北はまあアリだとしても「高速」ボタンが謎。信号を高速点滅させるつもりか。
脈絡もなく6年前の写真。板谷峠の「峠の力餅」。たいそう柔らかくて旨かったが食べ切るのに苦労した覚えがある。これを買うためだけに(4サイドの自転車で)峠駅まで下って、帰りに泣きを見た。
どんどん遡る。2001年夏、三田にて。河童の立ち位置と距離感が微妙。河童無しでゴム井堰と男の子だけでも良かったのではないか。ただそうすると、今度は上の説明文の改行が微妙になってしまう(「、」をぶら下がりとするとして)。それを嫌って横長にしたのか。7年経って初めて気づく、制作者の真意。
どんどん混沌さを増すうえにデカくなる。2002年、千早にて。読めば読むほど味わいが増す看板。「背丈」に「せ」、「汚水」に「きたない」のルビを振ったうえで「注意」をひらいているところ、そうした配慮の一方で立ち入ってしまった時の報いをストレートに描写している辺りに伝えたい思いの大きさを読み取りたい。句読点にもかなりの思いが込められているはずである。表現の途がなくて呻吟している作者像。ところで「る」は何を間違えたのだろうか。あと「い」が1コ余計。
マジレスすると、あのリモコンはホイスト(小型天井クレーン)のリモコンと思われ
やっぱそうですよねー。前後左右でなく東西南北である時点で気づくべき。誰が落としたんだろ?
琵琶湖疎水も来ますかwktk。<br>琵琶湖疎水、また見に行きたいなぁ。前に行ったのは16年も前だし。<br>実は廃道以上に産業遺産、それ以上に土木遺産が好きだったりする。<br>次号、いきなり倍かよ…と思ったのは事実だが、取り敢えず許す、ということで、目一杯濃いのを期待。<br>ゴム井堰というのは知らんかったわ。