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旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
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2012-04-23 [長年日記]

[独言] むう

会合終了.事務局がリセットされたお陰でかえって進め方がはっきりしたのかも知れない.

自分がわかっていないだけなのかも知れない・・・そこは委員と調査員の立場の違いをはっきり踏まえてない自分および事務局が混乱のもとなのか? 委員は分野でものを言うvs調査員は調査する立場でものを言う.はじめから正確にして手間を省きたい(省きたいというと若干ズレるがぴったりあてはまる言葉が思いつかぬ)・漏れをなくしたいvs行ってみないとわからない.みたいな.加えてなぜか事務局の立場で考えてしまうnagajisが面倒を増やすのだ.まとめ役が一番大変だと思うもん.

[独言][ORJ] どういうことだ!

送ったTシャツが届いてないとは.うーむ.普通郵便を過信した.EXPRESS300とか500とかで送っておけば配達記録をトレースできたのだが...うーむうーむ.

[橋梁][独言][都計] ゲルバー桁

画像の説明

天満橋.全長100m超,中央径間60mという都計事業最長のゲルバー桁.隅田川の言問橋とよく対比される.設計者の元良勲も「のびのびとした,鳥が翼を広げたような形」と自画自賛する名橋.

なのだけれども,見る角度によって「?」と思えてしまう.上の写真ぐらい離れて見た時や,隣の天満橋の上から真側面を見た時には,なるほど名橋と呼ばれるだけあるなと思えるのだが,橋たもとギリギリから見た時の姿が納得いかない.

画像の説明

こんなかんじ.一枚目の写真も本当は左のほうが若干納得がいかない.

設計にケチをつけるつもりは全くなく,なぜそう感じるのか,どこを「?」と思ってしまうのか,が不思議でならない.言問橋も近づけば似たような「?」を感じる(Wikipediaの引用写真とか)が,天満橋は格段にそれを強く感じる.nagajisは何が変だと感じるのだろう.それを考えながらしばらくこの場に座り込んだ.

橋脚(支点)より向こうがひどく寸詰まりに見える.手前の桁(ゲルバーの側桁)がきれいな直線で飛んでいくのに,橋脚より向こうで「ひょろっ」と曲がって見える.直線とその「ひょろっ」の部分とのバランスが変なように感じる.なおかつこの直線が,桁の上端(路面側)と下端(川側)がぴったり平行になっているように見えるから,その奥の曲がりが余計に目立つように思われる.対岸の側桁も直線に見えるのであればまだ印象が違うのかも知れない.

そもそも並行に見えるのは目の錯覚で,縦断面は橋たもとのほうが狭く,中央に向かって太くなっているのだが,それを細い方から見ているせいで,太くなっていく比率と遠近法で小さくなっていく割合とがたまたま同じになっていて並行に見えているのだった.それと同時に,対岸の側桁が太→狭になっていくのが遠近法によってより強調され,突然きゅっと細くなるように見えている.その組み合わせが「?」に繋がっているようだ.手前の桁だけを見ていると違和感がなく,むしろその力強さに圧倒され,いいな,橋らしいなと思う.そんな力強さ・勢いの先が尻すぼみになって見えるから,余計に違和感を感じるのだろう.

上のような見え方のせいで「重さが偏っている」ように感じるのも違和感の要素の一つかも知れない.こちらにしか重さがないように見え,こちら側の桁だけで支えられているように見えてしまうからバランス悪く感じるのではないか.

だとすると,桁縦断面が細→太→細と変化するゲルバー桁橋はどれも同様のことが起こり得ることになるのだが,例えば日吉橋の場合,

画像の説明

かえって変化が豊かなように見えて心地いい.

二つの橋が決定的に違うのはその長さだ.日吉橋は天満橋の半分もない.遠近法的圧縮がさほどかかっていないから,縦断面に近い形を見ていることになる.それから,このゲルバー桁は断面変化がストレートで,それが良い方向に作用しているように思われる.向こう側の桁の狭まり方,特に下端を持ち上げている辺り,勢い良くピンと跳ね上がっているように感じられ,橋脚周辺に「重さ」が感じられる.それが手前の橋脚辺りの「重さ」と吊り合っている.ように思われる. < p>天満橋も,離れて見れば左右均等に重さが感じられて安定して見えるようになる.ずっしり重くて安定しているというより,動き・軽さがあって安定しているというか何というか.吊り桁の細さや橋台側の細り方のお陰で動きがあるように見え,その太細のバランス,連続的な変化の仕方,橋面の曲線の具合などが複合的に絡まって良い具合いに見えるのだろう.元良技師の「のびのびと翼を広げた鳥」という表現もなるほどなと思える.都鳥の飛ぶ姿に近い.

上から2つ目の写真は無理にこの写真を撮ったわけではなく,橋詰からこの位置に降りてくる階段があって,そこから撮ったものだ.橋から大川河川敷の公園へ降りる時には必ずこの構図を目にすることになる.そういう見方をすることは想定されていたんじゃないか.それで桁がこの位置から見ると並行に見えるようになっているのかも知れない.そう思う一方,自分はそれを「?」と感じる.そこまで織り込んで設計するのも難しいような気がする.

結論はない.強いて言えば「ゲルバー桁は単純じゃない」.

画像の説明

おまけ:きれいに感じるゲルバー桁の例.鉾流橋.

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
_ kappi (2012-04-24 16:58)

仙台kappiです。今の郵便は信用できません。私の会社でも郵便による「未着」は日常茶飯事です。追跡できるヤマトや佐川のメール便を使うべし。

_ nagajis (2012-04-24 18:53)

メール便も不安だったりするのです。自分自身が被害にあっているので・・・。(じゃあ何信頼したらええねん!>nagajis)<br><br>メール便のほうがデフォルトで追跡できていいかも知れませんね。


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