nagajisの日不定記。
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一日中ポチポチしていた割にはちっとも進まない。しかも突如背景説明が始まって、それが延々と続くという、一番読まれないパターンになっている。危機感は感じないが徒労の予感が扮々だ。いっそのこと探索ルポなしでBG説明に終始してはどうか。んで発見した物々の個別説明と。うん、そうしよう。街道は街道で書いたほうがわかりいいだろうしな。
今日探索に行けなかったことで11月分〆なければならなくなった。さっさと送っておこう。ついでに未提出の調査票と修正調査票も同梱と。そうして缶ゴミを出し損ねた。アホみたいに溜まっている。
前回の成功に気をよくしたnagajisが、今度はカンパチのアラ480えんの半額を買ってきて同じことをしたらしい。鯛に比べて脂身が多そうだったのでさっと湯通ししたことと、千切り生姜を加えたのが奏功したらしい。もうご飯2杯を平らげて満腹幸せのほほーいのほいらしい。
魚の目玉は旨いといって、親兄弟は好んで食べていたけれども、自分はあまり好きではなくて、人にあげたり残したりすることが多かった。しかし食うものが貧しい今、食わねば勿体ない精神から箸をつけてみたところ、滅法旨いことを認識させられ憧目させられている。特にカンパチは旨味のある部位が大きくてうれしい(目玉が大きいわけではないらしい。その奥にあるゼリー状の組織が大きくて旨い)。ヒレの皮身も案外旨い。小骨が多くて大変だが一本一本せせっては捨て、せせっては捨てして食している。身自体はあまり煮物に向かないようだ。やはり刺身か寿司ネタとしていただくのがよい>身。
このカンパチ、つい最近まで海を泳いでいたのだなあとふと思い、ちょっとした感慨に浸った。果てしなく広がる大海のとある一角を泳いでいたやつが釣り上げられるか網にかかるかして捕まって何百kmも輸送されて解体されて店頭に並んだのを偶々私が買い求めて煮て食ったわけだが、果たしてこのカンパチ君、そういう運命を予期したことがあるだろうか。まさかこんな所で骨の髄までしゃぶられようとは思ってもいなかったに違いない。目玉まで啜られようとは思わなかったに違いない。そもそも私だけでそれを為すことは不可能であった。塩漬けにも薫製にもしていない海の魚をこんな手軽に手に入れて調理して食すことができるのはとんでもなく有り難いことではないか。「いただきます」「ごちそうさま」が自然に出るというものではないか。みたいなことをふと思った。ほんとはどんな食べ物にもそう思わないといけないんだろうけどね。コーヒーなんて地球の裏側からやってくるんだぜ?
ふと、残った汁でジャガイモを煮たら旨いのではないかと思い付く。しかし台所にあるジャガイモがメークインであったか男爵であったか覚束無い。男爵だと ぼろぼろに煮崩れてしまい収拾がつかなくなりそうで怖い。そもそも魚を煮た汁でジャガイモを煮ると魚臭さが凝縮されてしまいそうな気もする。そうならないために生姜を入れたつもりだったのだがケチり過ぎて風味が漂うだけになった。魚煮物ならそれくらいでもいいだろうが。なおメークインと男爵の性質を取り違えやすいnagajisである。いちいち「男爵->野郎 ->なのに柔らかくなる」と考えないとどっちがどっちだかわからない。この例に限らずnagajisは咄嗟に答えるというのが下手だ。「箸を持つほうが右」式の確認をしなければ答えが出てこないことが多過ぎる。これで一般社会生活が営めるはずがない。
久しぶりに飯ごうで飯を炊いたら少々失敗した(家に炊飯器などという文明の利器はない。いつもコッヘル+ガスコンロで炊いている)。コッヘルと飯ごうでは炊き加減が違うことを忘れている。アルミの厚さと形状の違いは結構大きかったりするのだが、とはいえ飯ごうで炊くときの加減ってどんなだっけ? 少し強火でまんべんなく火を廻すんだっけ。あと、水を二倍量強にしなければならなかったはず。コッヘルは二倍でよい。
コッヘルのほうがカリカリ(後片付け)が楽なのでいつもコッヘルを使っている。「飯を炊く!」という雰囲気としては飯ごうのほうがいい。特に焚き火でやる時は飯ごうでなければならぬ。コッヘルだとプラ部分が痛んでしまうし。オキで炊いた飯ごう飯の旨いことといったら。嗚呼焚き火がしてえ。煙に薫されてえ。
焚き火(オキ)で飯を炊くと瞬く間に炊き上がるので毎度驚く。吹いてもいないはずなのにいつのまにか出来上がっている。油断すると盛大に焦がしてしまうはずだが幸いそこまで行ったことがない。粒が立つようなほくほくご飯をうみゃーうみゃー言いながら食べた記憶しかない。幸せ者だと思う。なお今使っている飯ごうは2002年の夏に猪苗代湖畔のキャンプ場の炊事場に焦げ切ったご飯が入ったまま捨てられていたやつだ。余りに不憫なので回収してやった。
最近は出番があまりないが長旅に持っていくと色々捗る。飯ごうで飯を炊きコッヘルでおかずを作るという至極当然のことができる。もっとも昔は小さな深底フライパンとコッヘルという組み合わせで持っていくことが多かった。飯ごうはかさばるのだ。どうしても。炊いた飯を運んで昼に食うのは便利だがそれ自身を納めるスペースが確保しづらい。飯が入ったままだと鞄の外にぶら下げるスタイルも使えない。
県令第38号チャア何か、と思っていたら、ずいぶん以前に該当広報をコピッてきていたのだった。えろいぞnagajis。しかし本当にこれなのかは心許ない。
●奈良県令第三十八号
河川、堤塘、道路、橋梁、堰「棣-木+土」、樋管、閘門、用悪水路、溜池等興廃変更取扱規則左の通相定む
但明治廿七年六月奈良県令第三十号は本令施行の日より廃止す
明治三十二年九月十九日 奈良県知事 寺原長輝
河川、堤塘、道路、橋梁、堰「棣-木+土」、樋管、閘門、用悪水路、溜池等興廃変更取扱規則等興廃変更取扱規則
- 第一条
- 河川、堤塘、道路、橋梁、堰「棣-木+土」、樋管、閘門、用悪水路、溜池等の興廃変更及其係属工作物の新設変更除却並復旧工事にして原形を亡失し経年の久しき為新設に等しきものは左の各号を取調関係町村及関係者連署の上所轄郡市役所を経て出願許可を受くべし
- 但関係町村若くは関係者に於て連署を拒絶するものは其理由を別紙に詳記し添付すべし
- 一、工事設計書
- 二、実測平面図及縦横断面図
- 三、計画説明書
- 四、郡市町村又は公共組合の起業に係るものは其議会の決議書
- 五、費用出途方法及将来維持方法
- 六、潰地反別一筆限り取調書及其求積図並に潰地の処分方法
- 七、国県道路、橋梁等変更の必要あるときは明治十九年八月内務省訓令第十三号道路築造標準に拠り図書を調製すべし
- 第二条
- 河川、堤塘、道路、橋梁、堰「棣-木+土」及河川堤塘に係る樋管、閘門並に前条第七号に係るものの願書は正副弐通の外に写堤塘を添付し其他のものは壹通とす
- 第三条
- 実測平面図には縮尺、郡市町村大字境界、地名、小字名、道路、水路、橋梁、森林、原野、耕宅地其他地形を顕わすに必要なる付近の状況は悉く詳記し計画線を朱記し直線の長及方向曲線の長及半径測点等を記載すべし
- 縦断面図には縮尺、土地の高低、距離、勾配、郡市町村大字境界、水路、橋梁、切取、盛土其他参照に必要と認むべきものを詳記し横断面図には測点毎に調製し尚高低甚しき部分は便宜調製し縮尺を記入すべし
- 第四条
- 橋梁、堰「棣-木+土」、樋管、閘門等は平面図(前後河川の現況をも記入したるもの)側面図其外構造を顕すに必要なる図面及施設場所の河川横断面図を添付すべし
- 第五条
- 計画説明書には興廃変更若くは復旧を要する理由、起業地の地形、土質、水利の利害関係、従前配水の形跡、修理保存費の多寡、交通の便否、新旧路線の長短、工事仕様方法其他参照に必要と認むべきものは逐一詳記すべし
- 第六条
- 潰地反別一筆限取調書には郡、市、町、村、大字、字、地番、地目、親反別(分裂未済のものに限る)、潰地反別、所有者住所氏名等を記入し合計を付し尚現在地目に拠り潰地成地目(道路成、堤「棣-木+土」成、溜池成、溜池堤防成等)毎に内訳すべし
- 求積図は一筆毎に求積したる間尺を記入すべし
- 第七条
- 既に許可を得たるものにして変更の必要を生じたるときは其事由を詳記し新旧設計書及図面を添付し更に許可を受くべし
- 第八条
- 工事竣成したるときは竣成後七日以内に実測平面図を送付し其旨届出づべし
- 第九条
- 第一条に係る工事の為官有地の必要あるときは土地払下、譲与又は地目組換を別に願出、民有地を官有地に上地するものは起業出願と同時に第一号書式に拠り地主一同調印し所轄郡役所を経て地種目組換出願すべし
- 前項地種目組換願書は登記を経たる土地に限り各人別に之を作り且つ第二号書式に拠り各承諾書を添付すべし但金銭其他物の数量年月日及番号等を記載するには壹、弐、参、拾の字を用ゆることを要す
- 第十条
- 第一条又は第七条に違背したるものは期日を指定し作業人の費用を以て復旧を命ずることあるべし此場合に於て指定期限内に復旧せざるときは官に於て復旧を為し其費用は作業者をして弁償せしむるべし
- 第十一条
- 法人以外のものにして第一条又は第七条に違背したるものは前条に依るの外一日以上三日以下の勾留又は二拾銭以上壹円二拾五銭以下の過料に処す
(第一号書式、第二号書式省略)
やっぱり違う気がするなあ。なんで事業報告書が閉じられているのかわからん。後年の第38号なんだろうか。それとも改正されたんか。
前回の分まで書ききった。姑息ではある。