nagajisの日不定記。
本日のアクセス数:0|昨日のアクセス数:0
ad
旧瀬戸町に煉瓦刻印を探しに行ったら、刻印が一つも見つからず、かわりに岸煉瓦跡でホフマン窯が見つかってしまった。日本に現存するのは4基のみと久しく言われ続けていたホフマン窯が、だ。
厳密にいうと楕円形プランのホフマン窯の一端を壊して、さらにそれを区画壁で1/2ほどに切り詰めて鉄砲窯とした状態のもの。オリジナルの形状は間違いなくホフマン窯であったはずでその証拠に真中に煙突が建っている。焼成室は計算があってれば14室。ちがうかも、12室か。
鉄砲窯として建造された焼成窯を見つけていたりしていて魂消る。しかも二つも。今日はいったい何の日だ。
日ノ出煉瓦の鉄砲窯は焼成室も煙道も煙突も綺麗に残っている。焼成室の入り口は多少破壊されているかも知れない。田中煉瓦製造所の(写真)は煙突と長い煙道が確認でき、おそらく焼成室は土で埋め戻されている。側面の煉瓦積みのみ見える状態。この焼成室はわずかながら傾斜していて登り窯っぽく使われていた可能性がある。
期待していた井桁菱Kは一切見つからなかった。特に窯に使われている煉瓦はすべて無刻印。窯に自社製品が使えなかっただろうことを考えるとそれはまあ妥当かも知れないのだが数多検出した焼損煉瓦にもないということは風土的に刻印を採用してなかったということだろうと思う。紫~褐色~灰褐色に変色した煉瓦は時折見かけることがあるのだが、あれが多分鉄砲窯から来たものなのだろうな。
行きがけに残り半分をよんだ。あの小活字をバスの中で読むもんじゃないな。車酔いしかけた。
おかしい。読んでいないはずなのに結末のあたりにほんのり見覚えがあった。特にイリリがチューリップの中を案内するシーン。足こぎプロペラ車の絵とか見た記憶がある。そのくせ前半の展開はまったく初見のつもりだった。電話の声が誰だかわからなかったもん。
SFに分類されてはいるけれども主題は強烈に読み手に向けられている。未来のことを考えた時に未来の立場になってものごとを考えるのか、それとも現在を未来に軟着陸させるんか。人類滅亡とかいうでっかい話でなくても「未来のために何をするか・できるか」はいつでも誰でも問われてるんじゃないかしらん。時間軸上手の届くような範囲ならば特に。
今日はいいとしてもその次がダメダメだ。金曜日が雨のせいでまともな計画が立てられない。どこに行こうとしても制約を受ける。くそ・・・無駄な休みになりそうだ(今日以外は)。
右端の切断面近くの1。隣のビニールハウス脇の1。入った1。その隣に全開口していた1。もう一つ塞がれてたやつがあったはずなんだ。ネコ車とかトロ車輪とか積んであった辺り。そして末端の1。だから側面には開口部が5、末端に1ずつで12のはずなんだ。して北側末端のアールの部分は壊されている。西側は全面埋もれていて南端の1個をのぞき壁による封鎖。煙突はやはり3〜4の間辺りと思う。ともかく藪が酷くて思うように動けなかった。あんなに茨生やすな!