nagajisの日不定記。
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思っていた以上に盛況。卑下でも韜晦でもなく盛況。1日目にして所定の用をかなり達成した。ご来場下さった皆様ありがとうございました。でもまだ続くのである。
http://www.kyudou.org/cgi-bin/tdiary/?date=20140617#p01
明治44年頃の西の煉瓦。大正の始め頃なんて嘘ついてもうた。
舞鶴要塞の話は建部山堡塁。やっぱり記憶力が低下してるなあ。
明治35年頃の煉瓦にしては非常に均質なよい土を使っている。この頃の府下の煉瓦は斑が入ったようになっているか、砂とは呼べないような大粒の石が混じっていることが多い。大阪窯業の機械成形(機械練り)が明治34年で、それでもここまで均質かどうかと思う。
それが神崎周辺に見られる手成形煉瓦の質とよく似ている。ほとんど純粘土かというような均質な土。
nagajs好き放題に会場を使うの図。受付をしろと。
今日初めて加太隧道煉瓦の拓本を取ったのだが全然乾いてくれなくて参った。他の煉瓦は水から揚げて和紙を貼って5分もしないうちに生乾きになるんだけれども加太隧道4番は30分以上濡れっぱなしで採択できなかった。んで話し込んでいるうちに乾いてしまって、慌てて霧吹きしてまた乾かなくて、を繰り返すこと数次。水を吸収しないわけではないはずなのだ。素焼きの肌だし割れているし 。焼過の□+漢字のほうがもっと早く乾く。水を取り込んで離さないというイメージ。こういうのは初めてかも知れない。タルイの化粧煉瓦とか日成産業「日」などは水を吸わなくて苦労するがそれともちょっと違う。 吸水率が異常に高くて水を大量に取り込んでいるとも考えられなくもないが、菱Wなんかは水に漬けた上で霧吹きしてもその傍から染み込んでいくしなぁ。よくわからん。けれどもこれが土質焼き加減の違いによるものだったらそれはそれで刻印のない場合の分別に使えそうでもある。
一見同じ土質のように見えて、粘土の粒度とか焼成の温度と含有物とかで分子配列レベルの構成が違ってくるのかも知れぬ。酸性かアルカリ性か、とかもあったりするんだろうか。水酸基が多く存在してるから水分子取り込みやすいとか。まさかね。
五光は見た目の鮮明さに反して拓りにくい。印が深く押されているため&縁がかなりマクレている。粘度が高い抜き出し直後ではなく若干乾燥させてから打ったように見える。