nagajisの日不定記。
本日のアクセス数:0|昨日のアクセス数:0
ad
どうも両腕の上半分が軽く痺れているような塩梅である。ビリビリして動かないわけではないが血流が滞っていてじんわりとした違和感がある。このせいで疲れているように思われる。疲れているから違和感があるのだったらいいのだがその逆なのではないかと思い当たって恐々としている。困ったことである。
せっかく龍野に行ったのだから地場の醤油を買って帰ろう、ちょうど濃口醤油が切れていた筈だし、と思って物産展に入ったところ、まず最初にこの醤油に目が行った。個人的にはブンセンは「アラ!」のメーカーとして覚えたのが最初で、そのイメージのほうが強いのだが元々は醸造業であったのだった。というか「アラ!」のことからして忘れていた。「ごはんですよ」の地方バージョンとでもいったらいいのか、要するに海苔の佃煮の一種である。小さい頃よく新聞の囲み広告で目にして名前を覚えたがしかし実際のモノを手にしたり食べたりしたことはなかったというよくあるパターンの懐古物であった。その「アラ!」のブンセンが醤油を作っていたというのはさらに存じ上げぬ事実である。そのうえ醤油のくせに「ベロ」という名前。どうも気になってしょうがない。ちなみに英語綴だと「BELLOT」。フランスの地名にそういうのがあるようだが関連はわからない。
説明によれば「うまみが強い」「やや甘口」ということだったので、食べ慣れた九州の醤油に近いものだろうかと思ったのだが、いかんせん物産展の販売物ゆえ疑問符のつく価格設定だった。これならそこらのスーパーで買ったほうがいいのではないかと思い、物産店を後にした。
帰りがけに「ベロ」を探して歩いたのだが、最初に見つけたスーパーにはヒガシマルの濃薄かカネゐの上等なやつしかなかった。ヒガシマルの醤油は自宅直近のスーパーでも売っているのでわざわざ買って帰るまでもないし味が自分の口に馴染まなかった記憶があった。とりあえずここはパスして、次に見つけたマックスバリュで無事入手。100えんちょっと安く買えた。けれども何だかすごく敗北した気分。地場のものを買おうという意気込みからすれば「だのにわざわざイオン系列で買うのは間違ってないか」と問わずにいられない。だったら個人商店かさっきの物産店で少t高いやつを買ったほうが貢献になっただろうに。
味の方は……なんとも不思議な感じ。旨味があるっちゃあある感じだし、甘いっちゃあ甘いのだけれども、しかし肝心の醤油味が不足している。どうも薄く感じてしまう。九州・四国の甘味のある醤油とも違う。小豆島の醤油に近いかも知れぬ。あれはもうちょっと塩味が尖っていたっけか。