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2019-01-26 [長年日記]

[煉瓦工場] 表作る

次はどこから手をつけよう、流れからいえば栃木から関東へと思ったものの、東京府の膨大な量と和気若造な継承関係を思って逃げ出した。鶴岡から鼠ヶ関を抜けて新潟に進入する。

新潟・富山はさっくりと終わったが石川県の珪藻土煉瓦地獄にはまる。昭和3年にイソライト工業が誕生してから10数年間のパンデミックがすさまじい。珪藻土煉瓦のカンブリア紀である。そうして長続きした会社はわずか。興っては消え興っては消えする工場群に無常を感じたりした。

能登の珪藻土は断熱煉瓦よりも電熱コンロの受け皿とか七輪とかでお馴染み。自分の幼少期にも電熱コンロであれこれした記憶がある。そうしてこれを書きながら「七輪の語源は七尾・輪島」という嘘を考えついたりした。輪島には珪藻土煉瓦の工場など無い。

なんとか石川を脱したあと長野・山梨・静岡の並びに手をつける。長野はすんなりだが山梨で少し手間取った。M30代に「山梨煉瓦(株)」と「山梨煉瓦製造(株)」が併存しているうえに各々複数工場があったらしいカンジで慌てて統計書を読み直し拾い直したりなどしている。そのお陰で初期の工場の継承関係がずいぶん明らかになった。甲運煉瓦土管(株)→山梨煉瓦製造(株)→甲州煉瓦(株)なんだ。そうしていずれの工場も鉄道線路の近くにある。中央本線の建設に関係しているのがありありとわかる(が年代あってるんだろーか)。

静岡の位置づけはいつも迷う。文化圏としては西でも東でもないような気がするし、他県と平地続きで繋がっているわけでもないし。「工場通覧」でも岐阜の次に入っていたりするから「中部」とくくるのがよいのかも知れぬ。しかしそうすると長野山梨は何になるんだ甲信地方か。とかいろいろ悩まなきゃいけないので大変だ。

そんな静岡県で東海煉瓦と浜松窯業の関係を解きほぐすのに相当な苦労をした。一見すんなり繋がっているように見えて実は齟齬がある。東海煉瓦の本社浜松市・工場東鴨江→本社が東鴨江に移転だと気づかなければぐっちゃぐちゃのまんまだったろう。んでT7のデータさえ整合性が取れれば東海煉瓦→浜松窯業となる。えいやっでそうしてしまってもいい気はする。

あとは東京を除けばすんなり行くはずの県ばかり。とにかく東京が大変。考えただけでAssの穴がむずむずする。

[煉瓦工場] 作り続ける

長野の怪しさに気づいて統計書を拾い直したりなどしたあと関東平野に降りていった。栃木はシモレン一強なんだけど「T7.3.創業」としているデータがやけに多いのは何でなんだぜ。確かにM42以降T8くらいまでは拾えていないけれどもその間に休業期間があったのだろうか。これを確認しようと思ったら日本諸会社役員録くらいしかないのではないか。あれは最高に死ねる資料だからできれば触りたくない。でもシモレンくらいの大会社なら載っていそうな気もする。

群馬まで入れた辺りで長野山梨と一緒にしてしまう案を思いつくが(碓氷線建設で東西に煉瓦工場が出来たところとかわからんかな)これまた微妙に収まらぬ。1/3以上空いたすかすかな感じのページ2枚になってしまうんやろか。うまくないなあ。


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