nagajisの日不定記。
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原稿を書いたりお返事を出したりせねばならないのだが逃避行動に出てしまう。昼間にやらかした間抜けが情けなかったので。予期せぬ休息時間があることはうれしいのだが呆れられていることと思う。なんともはやである。
煉瓦断面のわかる写真を「断面」カテゴリーで取り上げることにした。用語解説がまだできていない。煉瓦のどちらの平を表と呼び裏と呼ぶのか、件の筋を何と呼ぶか、コンセンサスは得られていないので、独自用語を使わざるを得ない。どなたかの説に倣って選択するべき・これ以上用語増やすなボケナスと思わないでもないが。とにかく製品として見た場合の表、きれいに見える面を表と呼び、たいてい粗く、筋もある面を裏と呼ぶことにし、函型の向きは表を上にした時の函の形状で象形文字的に示すことにした。冂か、その逆か−−−逆の函の部首、、何度書いても呼び名を忘れる −−− 。
たいていは冂で、その縁が件の筋として現れるのではないかというのが山岡さんの説である。函の形状と筋の配置はほぼ全てその通り。ただ両方のエッジが筋となって現れているのは少ない。岸和田煉瓦の岸×泉など。そもそも両サイドに筋がある煉瓦からして少ないのだけれども、その割に明瞭な函が多いのが唯一ひっかかるところである。
舞鶴要塞の均質胎土の煉瓦。神崎煉瓦近傍の転石。友ヶ島で割った貝塚煉瓦。函を確認できない例をどう説明するか。船坂隧道の山陽型も。マサを混ぜるのか、粘土をそのままor砂を混ぜて作るのか。きちんと乾燥させて砕いて混ぜ返すか、それとも粘土を掘り放しで使うか。
黒化をアンコにした赤身。原口煉瓦製造所で製造した可能性が高い煉瓦、浅田工場の?桂川橋梁、川島煉瓦、琵琶湖疏水の小判型疏+英数字、同所の第一煉瓦製造製品と思われる大型×印・・・で確認できている。琵琶湖疏水工場は原口の関与が確認できているから、製法・焼き方がその方向に伝わったのではないかと想像される。第一煉瓦はどう考えるか。日本土木経由でバックポートとかだったら面白いんだけど、想像に過ぎぬ。とにかくこのアンコ型も要注意。堺煉瓦でアンコと皮が逆転したやつなんてのも存在するし…。そもそも燻焼きしたものを参加雰囲気で焼き直したらああなると確定したわけじゃないからな。
ああ、時間がほしい。気力がほしい。