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旧道倶樂部録"

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2018-08-19 [長年日記]

[独言][きたく] 輪行時の注意

画像の説明

忘れ物がないかどうか確認しろよ。

[煉瓦][橋梁] 桂川橋梁跡

性懲りもなくまた行ってきた。刻印と煉瓦サイズの対応を書いている時に「B」だけ縁が欠けていて全形寸法が書けなかったことが気がかりになっていたのだ。そうして欲張って?自転車を持って行ったら出発駅にペダルを置き忘れてしまうという体たらくを演じた。取りに戻ってたら無駄に800えんと小一時間無駄になることを吝んでペダル無しで走り回るという暴挙をやったりした。とりあえず所定の用は足せたので良しとする。「B」は撥形ではなく扇形だ。

画像の説明

完成形。↓↓の間違いを修正。Cは共通でAB+CとC+DE。

今回の訪問で上流側の円形橋脚と下流側とで積み方が違うことを確認した。どちらも同じ2枚半巻なのだけれども、 画像の説明

上流側
(内側から)扇+扇+扇+撥と撥+扇+扇+扇が繰り返されるが、途中で撥+撥+扇が挟まれる。同心円状の芋目地(芋というよりあれだな、タマネギの輪切りみたような状態だ)を切る目的と思われるのだが、扇+撥+撥の段がないせいで正しく切れていない。上の方では正しく積まれていたのかも知れぬが残存部からはそこまでしかわからぬ。
下流側
扇+撥+撥と撥+撥+扇の繰り返し。のはず。前回取ったメモではそうなっておる。この積み方はM29定規に一致する。

画像の説明

今日は水が少なく上流側の東側の端(扇)に「E」「B」が露出しているお陰で刻印煉瓦の使用位置もわかった。扇「A」が最も外周に使われるもの、扇「B」が最も内側のもの、扇「E」がその中間(場合によっては扇「E」と他の扇を組み合わせて円周長を調整したのかも知れない)。実際この3種を比べると「B」の内側の曲率が最も急で両サイドの角度も急。円弧長の長い順に並べれば「A」「E」「B」となる。

となると上流側の撥形煉瓦は「D」だけになってしまうわけだが、実際撥「D」は飽きるほど沢山転がっているのだった。「D」が最も多く使われていたからだろう。そうして扇「B」がなかなか見つからないのは、それが最も数が少ないからだろう。

そうして相変わらず「C」は発見されなかった。これだけ探して見つからないのだから、やっぱりケロヨン君が「C」なのに違いない。ただしケロヨン君と矩形橋脚壁体の煉瓦に目立つ差異はない。若干壁体の煉瓦のほうが薄いようではあるのだけれども(56~58mmほど)、誤差の範囲と言われればそれまでだなぁという印象。ケロヨン君だって厚56~60と変動する。60mmが上限値と考えたほうがよいかも知れぬ。長手・小口も他と変わらぬ224~225mm。

画像の説明上流側橋脚跡の積層を水面の高さを基準にして読んでいたら、欠けてC字になった円形橋脚の両端で積み方が違うことに気いた。どうも合わないと思ったら右図のごとくに傾いているらしい(わかりやすくするために煉瓦の大きさは誇張して書いてある)。北側が土に埋もれているせいで全周を追えない。

前回ケロヨン君を採取した最上流の橋脚の周囲は亀さんの墓場になっていた。周囲の洗掘によってできたドーナツ状の水溜り。前回の大水の時にここに避難していたのだろう。そうしてこの猛暑で茹で上がってしまったのだろう。深い洗掘ゆえに自力で脱出できなかったのであろう。あな哀れかな穴の亀。南無。

[なぞ] 東海道線の複線化

薄「B」が扇形と確定したことで定規以前の構造物だという推定の裏付けが重ねられた。とすると桂川橋梁は下り線側に複線化されたことになるわけだが、その拡幅方向は全線で一致しているわけじゃない。例えば高槻辺りの煉瓦拱渠はみんな上り線側に拡張しているように見える。

桂川の西、彦助川の暗渠は水が溜まっていて入れなかった。ババッチョ暗渠は元から複線幅で作られているように見えなくもない。築堤があの高さであの暗渠長は複線幅に見える。少なくとも継ぎ足した痕跡はない。

円妙寺は下り複線側にあった。今回は確認してない。

飛んで茨木の太田川避溢橋(安威川の隣)。2連の煉瓦アーチのついた煉瓦橋脚があるのだが複線幅。特に継ぎ目があったりはしない。ただし上流側の橋台のほうが低く、下流側が高く、そうして周囲には屑煉瓦が散っている。添印「ハ」入の堺煉瓦や極厚煉瓦が落ちていたりした。完全に崩して積み直したのか??

門ノ前橋梁のねじりまんぽは下り線側。継ぎ目はなく、しかし複線が載っている。かなりギリギリな幅と思う。上流側に離れて橋台を付け足して上り線複線を渡してある。

茨木川橋梁は石積みで複線(単線トラス×2)。例のねじりまんぽ側面アーチのある方が下流側で、門の前橋梁より長く見えるのは、角度がついているせいか。しかし下流側の石材と上流側の石材で仕上げが違う。斜架ってる/ないという違いもある。→あ、当初は9ft円形橋脚?1892頃は100ft錬鉄鈑桁?茨木駅方の橋台は足元に円形のでっぱりがある=これが9ft円形ウェル基礎なわけか……。https://goo.gl/maps/KeB9NnUyUjy だとするとねじりまんぽアーチは9ft円形ウェルに足をかけるように作られていたわけで力学的な要請に叶っている。けれども下流側のアーチは円形でっぱりに載っているわけではない。。。あー、わけわからんちん。

解読のヒントは尻戸三避溢橋にあるのかも知れない・・・。あのレンガアーチはもともと単線を渡す規模で作られていた。そこにほぼ同じ幅のカルバートを添えついで4線通してある。つまりは避溢橋部分に2線載っているってこと。同様の無理が門の前やら茨木川やらにも? しかし茨木川は桁受石がいまのトラスの位置に作られてある。ってことは全幅分作りなおしたということになりはしないか。茨木川の流れ方とか変わっていたりするかも知れんしなあ。

[独言][] 9ft・12ft円形橋脚の煉瓦

あ===、違う違う、

9ft:C、D、E

12ft:A、B、C

の3種類ずつなのだ。そうしてCは両者で共通なのだ。9ft図にあるA、B、の形状は沓の部分に使う木片の形状であって煉瓦ではぬぁーい。その3種類で撥撥扇/扇撥撥の積層をなすのだ。

もし9ft円形橋脚が桂川のようになってたら「E」がやたらたくさん出てくる筈。


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