nagajisの日不定記。
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人称不明・視点不明瞭の夢であるがサザエさん一家が登場することは間違い無い。しかも舞台は廃墟だ。
巨大なダクトがむき出しになった建物の前。いや、建物の中なのかも知れない。ダクトは層状になった何かをつなぐような格好で何本も並んでいる。波平とマスオの会話を聞いているとダクトは階上と階下をつなぐもののように受け取れ、またそれが何階も何階も連なっているとのことなのだが、目の前のものと会話の内容とがうまく重なりあわない。階同士を繋ぐのならばもっと大きいような気もするし繋がっている層が薄過ぎるようにも思える。(素面の今思えば水冷式ラジエターの巨大になったものが積み重なっているという表現が最も近い)。納得のいかなさをよそにあれこれ話をしている波平とマスオ。
何の建物なのかわからないが古びて人気がなく廃虚であることは確かのようだ。廃墟だからといって格段嬉しくなったりしない自分は2人の会話を上の空で聞いている。しかし波平の説明のなかに「隧道」が出てくるあたりからグッと引き寄せられてしまう。どうもこのダクトはすべてがつながっていて工場全体が隧道になっている(?)らしいのだ。そのうえマスオがいかにもじらすようなことをいう。「じゃあ、中に入れるわけだ。とすると、建物全体がトンネルのようなもの、というわけか。ということは・・・」。2人の会話からやがてこの工場が何かの食品工場であったことがわかってくる。俄然中に入ってみたくなり動悸が早まる自分。だがこの場面の先ははっきりと記憶しない。少なくとも工場の中をひとしきり歩き回ったような感じがするがダクトに入ったのかどうかは全く覚束ない。
工場を出て、さあ帰ろうという時になってタラちゃんがいないことに気づく。慌ててタラちゃんを探し始める一家。そういえばさっき中庭にいたような。「あそこでは」という直感が働きただちにその場所へ駆ける。近道のために入り込んだ通路は馬蹄形をしていて天井にモノ・レールが据え付けられている。工場が稼動していた頃はこのモノ・レールに枝肉がぶら下がって移動していた。その頃の枝肉の流れとは逆行する向きに駆け抜けるサザエとフネの後ろ姿。廃墟で良かったと思う。
中庭?に面して半地下の一室がある。創業当時焼却炉として使われていたレンガ製の建物と半地下だ。現場につけば確かに中からタラちゃんの声がする。
入ってみるとその奥にタラちゃんはいた。奥の壁に開いた引込窓を棒で突いている。何をしているんだ、という問いに「発掘です〜♪」とか何とか言ったような覚えがある。「こんなところがあったんですねえ・・・」とマスオが詠嘆する。
部屋全体が煤で真っ黒になっているうえ、床が土であるせいで洞窟か防空壕のようにも思える。入った部屋は隣の半地下部屋ともつながっている。その部屋へ入って行ったマスオがあるものを発見する。
トロフィーや優勝旗につけられる紅白のリボン、あれが無数に結び付けられた何か(確かに見たのだが何だったかはっきりと記憶しない。Tシャツ?帽子?とにかくそんな布製品であったような気がするものの絵にできない)が部屋の隅に転がっていた。土に塗れ湿気てズズ黒くなったその塊は素手では触りたくないような忌避感を漂わせている。それでも拾い上げて見てみれば、リボンの名前はみな波平のものだった。束になったリボンすべてが。
「こんなものを隠してたんですね、父さん・・・」呟くような声で波平に問いかけるマスオ。波平は答えない。
余りにどうかしていると思ったので、大阪へ来て初めて初詣でに行き、初めてくじを引いた。大吉だった。どこをどうよろしくお願いしたものか自分でもさっぱり見当がつかないがともかく今年もよろしくお願いしたい。
うんうん。<br>私も大吉だったよ。<br>でも、秋田の友達にいつもお参りしている神社で“代理おみくじ”してもらったんだけどね。<br>大吉は嬉しいんだけど、書いてある内容は散々でさ。<br>旅は心配事が尽きないそうで、商売は敵が多いってさ。<br>あと、待ち人や恋愛は来ないって(わはははは)・・・。<br><br>さて、今年も廃道一本だぞ!おれ!<br>…いや、オ・レ・タチ!!
キサマ オレダナ