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2017-04-17 [長年日記]

[奇妙なポテンシャル]

画像の説明

これも中津高架橋のそばで。砂場に設置された看板。これを見て「当たり前だろう」とツッコむか、そうでないか、で人間性が問われるようである。そんな初歩的なことを指摘しなければならないほど人は退化してしまったのか、とか、指摘をしなければ市民に突き上げられる公務員の悲哀がにじみ出ている、あるいは指摘されることを見越して先手を打った過敏性反応、そういったものを連想するのも既に「ありがちな反応」かも知れない。とかくこの世は生きにくくなった。

乳幼児にはちみつを与えて死なせるとか(緻密を与えるのではない)ニラとスイセンを間違えて食中毒を起こすとか、いくら注意したって無くならないことは山ほどある。そういう世の中にあってこの手の注意喚起看板は無力だ。閉め忘れをするような注意力散漫さんがそもそもこの注意書きを読むとは思えない。

そもそもなんで砂場の扉を閉めなきゃいけないのかと思ったら野良犬野良猫が糞をするからなのだった。そんなのまで気にしなければならない世の中もまた生きづらい。綺麗なのに越したことはないだろうが別に砂遊び中に糞を掴んだところで人生終了したりトラウマになったりすることもないだろうに。2、3日はウンコマン呼ばわりされ続ける悲劇はあるにしても、それを乗り越え砂場に潜む危険性を学んできた我々ではないか。

いっそのこと自動ドアにしてみるというのも手かも知れない。西部劇に出てくる飲み屋だとかマクドの厨房とホールの間に設えられているようなスイングドアタイプの扉にすればいい。あれなら余計な費用や維持費をかけずにあとぜきされるし砂場の入り口程度の用途なら必要十分であるだろう。ただし指詰めしないような工夫をしないとまたもや余計な問題が生じ砂場が撤去され公園はただの空隙地と化す未来に繋がってしまう。今ですら遊び道具が少ないのに。

そんな砂場の隣では子供たちがブランコ遊びを楽しんでいた。ブランコからジャンプして最長不倒を競ったり一人が乗ったブランコをもう一人が押して引いて勢いをつけたり(前から押して勢いをつけ最後はそのブランコの下を抜けて脱出する)。砂場の糞を嫌う大人が見たら発狂して叫びだすだろうという至極子供らしい遊び方であり微笑ましく思えたことだった。次に消えるのはたぶんブランコだろう。


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