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2006-01-08 原稿 [長年日記]

コンクリート隧道

 次回の「廃道を読む」はコンクリート隧道.素材別に隧道を読み解くシリーズはこれで一通り終わることになるが,今まで以上に無知をさらけ出すことになりそう.まずもってコンクリートという素材をよく知らない.今までコンクリートの原料が何であるかなど気にも止めてなかったし,コンクリートとモルタルとセメントと正しく言い分けられる自信すらない.いま現在進行中?の素材でもあるから,自分より詳しい方,というより実際にそれを使って仕事をしてはる方も大勢いる筈で,そんな中で「大正期のコンクリートは云々…」と知ったような言い方をするのは今まで以上におこがましいことだ.…ってなんだかこの書き方は原稿そのものだな.
 「廃道を読む」は,読んでくれた方が廃道歩きをする時に参考になればと思って書いているのはもちろんだけど,自分自身の考えなり経験なりをまとめてみたくて書いているところが,むしろ大きい.どんなことでも書いてみないと考えがまとまらないし,すぐに忘れてしまう性質だから───隧道の竣工年など,報告書に書いたのと違う年を平気で言ったりする───.そして,今までの探索を振り返ってみることで,意外な共通点を見つけたり,全く逆に「こんなに違うものなのか」と思わされることもある.報告書にしなかった物件に新たな物差しを当てて,潜んでいる価値を引っ張り出すこともできるかも知れない.
 何かしらのsummaryを書き残しておきたい.かといって自分のためだけのもの,例えば授業のノートのようなものを書くほどマメではない.そこでORJですよ,という訳だ.ここではいろんな方が見ているというプレッシャーを受けつつ書くことになる.ちっとはまともなことを書かねばならない.どういう流れにしたら解りやすいか,どんな図を見せてどう説明すれば伝わるか.そんなことを考えながら書いているうちに,自然と自分自身のまとめになっている.探索とはほとんど無関係に近い「隧道掘削法」に触れているのも,普段そこまで考えないからこそ,この機会によく知っておきたいと思うからだ.今回予定しているコンクリートの話もそうだが,敢えてそういう難しい所に突っ込んでみることが「ORJで文章修行」と言っていることの真意なり.
 実際,自分でも出来が悪かった=今イチ理解できてないなと思った前号の石隧道編はアンケートの評価も低かった.他人様の評価は正直だと思う.果して今号はどうだろう?自分は煉瓦のことをしっかり把握できているだろうか?


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