nagajisの日不定記。
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Mac故障で下がり気味のテンションを何とかすべく、初めて土木学会の土木史研究発表会に行った。「叡智のてっぺんちょに触れる」(確か(C)筒井康隆)という意味では美術館博物館に行くのと同じ感覚。それでいいかどうかは脇に置いといて、いやはや、面白かった。
「岡山SUGEEEEEE!!!!!」。なんとも貧粗な表現だがそれを自覚してなお使ってそう言いたい。我々は岡山が如何にもんげえ国であるかを知らぬ。少なくともnagajisは昨日初めてそれを思い知らされ目から鱗が落ちた。現存ほぼ最古、世界でも二番目級の石閘門については先日伺っていたものの、何故近世に地下ダムなのか。農業用水で山腹に50mの滝を創り出そうという発想はどこから生まれたのか。90幾つの石を組み合わせたパズル的庭石を作ってしまう備前石工の腕の良さはどうだ。何なんだこの国は。ここは魔法の国か。
そうしてそれを『非』行政主導で世界遺産化してしまえ計画を進めている/進めた馬場先生。観光資源としてではなく遺産として残すための世界遺産登録計画。研究者かくあるべし!素晴らしい!
「近世以前土木構造物調査」の件も聞いてきた。これはまた詳しく書き直そう。この研究発表が控えているから書けなかったこととか。
馬場先生もそうだが神吉先生も気さくに声をかけて下さるのがうれしい。単細胞nagajisはこれだけでも「頑張らんと!」と思ってしまう。何に頑張るのかは不明だが、(nagajisの)方向性がちょっぴり見えてきたような気がする。