nagajisの日不定記。
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サーバ移転を予定していなかったせいでずいぶんドタバタした。更新が遅れたのもそのせい。泣きながら修正した。
サーバの移転自体は(同じ会社の上位サーバへの転居なので)それほど大変ではなかったのだが、メール関係とか自分で転送した分とかでかなり失敗した。あと、読者登録関係以外のデータベースも。動かない所があったら教えてください。
ここまでの経緯。
募集開始とともにここも復活。なんてったって150GBだから。Xeon2発だから。へっちゃらさきっと。
当然、並行して19号の製作も進んでいる。アイデアはいろいろあるが、形になっているのは
あ、あと、nagajisの自慰的廃読な。テキスト入力、16年末まで終了。だんだん飛び飛びになってきて寂しいが、始まった頃のような記名記事になったりしてちょっと面白かった。戸倉旧々隧道の情報も出てくる。
このほかにも面白い企画(funnyではなくinterestingな)がいくつかある。次号に全て盛り込むのは無理だと思うが、固まり次第ここでお伝えしたい。
読者の方から18号の障害報告をいただいて、その解決方法を探す過程で、ずっと気になっていたことが一つ解決した。
Acrobatはとても重い。特に起動に時間がかかって、いらいらされる方も多いのではないか。そういう方のために(?)世の中には「Adobe Readerの起動を速くするソフト」がある。
仕組み自体は簡単だ。Adobe Readerは起動する時にさまざまなプラグインを読み込む。このプラグイン読み込みで時間がかかる。なので不必要なプラグインを読み込まないようにすれば、起動は速くなる。もっと簡単に言えばプラグインフォルダから不必要なプラグインを外してしまえばいい。それを自動でやってくれるわけだ。
が。
「日本の廃道」で使っているpdfの機能の多くは、プラグインによって実現されてる。ふせんやwebリンクのような基本的に見える機能から、フォームの送信、ポップアップ(実はフォームの機能を流用している)まで。たいていの「スピードアップソフト」では、こういう機能のためのプラグインも「余計なもの」として外されてしまう。
「日本の廃道」を読むのに必要最小限なプラグインは何か。それを見極めねばと思っていたのだが、それが今回いただいた障害報告がヒントになって、判明したのだった。あんまり嬉しいのでここに書く。そのうちちゃんと書き直して、表にもリンクを貼ろう。
標準のWindos OSの構成なら、Readerのプラグインは
C:\Program Files\Adobe\Acrobat X.0\Reader\plug_ins
あたりに入っている。「Acrobat X.0」はバージョンによって7.0になったり6.0になったりする。Macでも似たような構成になっているだろう。
このフォルダの中に、次のプラグインが入っていればOK。
reflow.api ←画面表示を制御するプラグイン reflow.JPN ←上記の日本語ロケール Annotations(フォルダ) ←ふせん機能のプラグイン Weblink.api ←webリンクを機能させるプラグイン Weblink.JPN ←上記の日本語ロケール Acroform.api ←フォーム(ポップアップ)を機能させるプラグイン Acroform.JPN ←上記の日本語ロケール IA32.api ←ネット接続を機能させるプラグイン IA32.JPN ←上記の日本語ロケール Search.JPN ←検索機能の日本語ロケール Escript.api ←pdf Javascriptのプラグイン EWH32.api ←ブラウザでpdfを開くためのプラグイン。 (なければなくても可、のはず)
すでにスピードアップソフトを使っている場合は、plug-insフォルダの中にないこともある。別のフォルダ(plug-insフォルダ内以外の場所)に移されているはずだから、ファイル名を検索すれば見つかるだろう。面倒を厭わなければ、Readerを削除してもう一度インストールし直してもいい。
「pdfの起動スピードアップソフト」というと、「Adobe Reader SpeedUp」というソフトが有名。英語その他の言語しか表示できないが、動かないことはないし、画面でぽちぽち選んでやれるので便利だ。
Adobe Reader SpeedUp
http://www.bootblock.co.uk/getfile.php?id=arsu
Windows2000より前(Meも含むかも?)のOSでは、VB runtimeというのも必要になる。作者サイトからダウンロードして、先にインストールしておく必要あり。
VB runtime
http://www.bootblock.co.uk/getfile.php?id=vbruntimes
最初に立ち上げると何やら聞かれるが無視。LanguageでEnglishでも選んで(日本語でなきゃどれも一緒たい)、「Speed up」が選択されていることを確認して「Next」。
するとプラグインをチェック式で選択する画面になる。デフォルトでは表示に必要最小限のものしか選ばれていないので、足りないものにチェックを入れて(チェックしたものが読み込まれる。なお、並びはアルファベット順じゃないので見落としやすい。注)、再度「Start」。
おっとその前に、操作するときはAdobe Readerを落としておかないといけない。
OKが出たら再度Readerを立ち上げる。うまくいけばさくっと起動してpdfを開いてくれるはず。
選択をミスしたりしてプラグインが足りなければエラーメッセージが出るかもしれない。その時はまたReaderを落としてAdobe Reader SpeedUpを立ち上げ、「Restore Original Configuration」にチェックが入っていることを確認して、Start。すべてのプラグインが読み込まれる設定に戻すことができる。
これで、まあ、無茶苦茶には速くないけれど、それなりに速いAdobe Readerになると思ふ。