nagajisの日不定記。
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『虚人たち』の冒頭、金物屋の親父が電話の相手にこういう。「気をつけろ。チャンピオンたちの朝食の中にタイタンの妖女が混じっているかも知れないからな」。 それがカート・ヴォネガット・Jrのこの作品のことであり『虚人たち』の作中世界に関するリークだということは、ずいぶん後になってから知った。
そんな作品を手にする機会があったので、せっかくだから読んでみた。なんともへんな小説である。段落頭が↓で始まったり、誰もが知っているだろうというごく当たり障りのないものがわざわざイラストで描写される。こんなふうに。
(ここにジスオのイラストが入る)
その他いろいろ。
→結局、作品の中に作者が混じり込み、あまつさえ自分の創造したキャラクターと会話を交わしたり握手をしたりしさえする虚実皮膜なところを金物屋の親父は語っていたようだ。作者がキャラクターに出会って興奮気味なのに、出会われたほうのキャラクターがあまりに無感動なところなどは「普通そうだわな」と思ってみたり「いやそもそんなのあり得ないから」と思ってみたり、忙しいこと限りなし。ストーリーを読んで楽しむ小説ではなく、文章でここまで自由なことがことができるのだという極北点を知るための一冊と捉えるべきだな。あと、作者の病み具合が直接的に表現されていて、そのストレートさが一周回ることなく直に刺さってきて怖かった。
これ、原文で読んだらどんな感じなんだろうなあ。読めるわけもないのだが、日本語を介さずにラストを読んだらまた違う印象になったんじゃないか。
ガーデンモールを追加したうえ一度はボツにした「あとがき」まで復活させてようやく終わるめどがついた。残りはいちばん面倒なバックグラウンド。資料はすでに入手しているけれどもさっくりまとめられる気がしない。「あるく」や導入、そして独白が予想以上にくどくなったから、そのうえBGまでくどくしようものなら胸焼けしか残らない。
ここでガス抜きしておくか。最初の「大阪駅前拡張計画」では御堂筋線に6本、梅田十三線に1本、計7本の地下道を通す計画になっていた。この「7本の地下道」という表現は紛らわしい。各号路線の起終点を番地から厳密に追いかけてみると、すべてが交わっていて、1つの地下空間をなしていたことがわかる。要するに阪神パンフのあの地下道だ。実際に出来上がったものとほぼ変わらない。けれども計画は途中で一度変更され地下道は6線になっている(阪神梅田駅より西方が削除された形)。その次の改正で「御堂筋及び地下道を」「付図のように変更す」とあってその付図が省略されているのがつらい。概説で最終的に7線となっていたはずだから結局元に戻ったのだろうか。
ゆえに駅前地下街を第一号〜第七号に分割してみせることはできるのだけれども、記事中でそこまですると枝葉過ぎるだろう。それよか御堂筋が大阪駅前西方を起点にしてたことのほうが書いて置いて意味があることだろう。
paypalでの入金で2400を入れると手数料が131.12033195020746と出て、総計が2532となる。最終的には131が引かれて残高が2401になる模様。<br>四捨五入云々書いてありますが、これならば手数料は最初から切り捨て計算して131にし、2531を請求すればいいような気が。
おっしゃる通りなのですが、どうもうまくいかないんです。逆に1円少なく請求してしまい、2399円の入金になったり・・・。paypalの手数料がドル建てで行なわれている&レートを手動で追従しているせいで、今みたいに変動が激しいと妙なことが起こります。申し訳ありません。<br><br>↑と書いてみて何だか不安になってきました。何か根源的に勘違いしている気がする。もう一度確認してしみます。