nagajisの日不定記。
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そのくせ、続くのだな。工事画報大正15年10月号・工事タイムスより。
■勞働大尉 神奈川縣戸塚町在の豫備騎兵大尉平野亨氏(三十七歳)は目下大船驛の鐵道工事に自由勞働者となつて仲間から尊敬をうけてをる。
殊勝なひともいたものだと思ったら、続きがあって、ちと解せない。
■平野亨氏 は曰く他の勞働者には階級意識があり心のつながりがあるが土工にはそれがなく勞働と賭博が生活の全てである、それで私は生活の向上をはかり度いとの心から自ら鶴嘴を握る土工となつた。
階級意識など要らない,シガラミに煩わされ度くない,という思いには,まあ納得できないこともない.でも,「労働と賭博が全て」の仕事に「生活の向上」を見出せるものなのだろうか?
とはいえ,この人は「やりたいことをやった」ひとである.あーだこーだと理屈をこねて,earningにしがみついてる誰かさん(nagajisのことだよっ)とは大違いである.要は実行する勇気なり信念なりが足りないのだ.平野氏,さぞかし満足したことだろう.
そういえばヨッキ氏と重なるところがないでもないな>平野氏
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/gaho/kenchikukouji/02-10/02-10-0382.pdf