nagajisの日不定記。
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敵前逃亡が効いたか? いろいろ詰まってきたぞ。
ともかく廃道巡の告知をトップに置いた。これは次号発行後も目立つ所に置いておくことにする。廃道本のときうしろに回しちゃったのの反省も込めて。
自分の担当コースは柱本の手堀隧道(芋谷隧道)、旧池田隧道、毛見隧道・鵬雲洞を贅沢に回ろうというもの。これだけで道路隧道の成り立ちがだいたい押さえられるというすばらしさ(ホントカ?)。個々の隧道の解説はもちろんだが道路隧道の成り立ちみたいなんまで踏み込んで紹介できたらいいなと思う。柱本・旧池田はちょっとした廃道歩きつき。実はおまけでもう一カ所回れたら・・・などと思ってみたりするが、今さら時間割変えたら怒られるよね。
実際のところ、ものの紹介はwebや日本の廃道でだいたい済ませてあるし、行って迷うようなところでもないわけで、ネットだけの情報で行って行けないところではない。そこをあえてツアーとするからには、参加して初めて得られるものがないといけないと思う。うまくいくかどうかは不明だがいろいろやってみるつもりでいる。
それからツアーとなると「持続的に」「商業的に」成り立つものでなければならないという制約があって、ここのところがいろいろ難しい。参加費はできるだけ安いに越した事はないのだけれど、バスを貸し切り、会社に利益があって、そのうえでnagajisがガイド料を貰わなければならず、したがって9000円前後という価格になった。もちろん挙行最少人数という制限もある。車の運転をすることも駐車スペースやガソリン残量に頭を悩ませる必要も昼飯の算段をすることもなく、案内に身を任せるだけで廃隧道マニアになれるツアーがこの価格と思っていただけるといいのではなかろーか。と人事っぽい書き方だが、こればっかりはnagajisひとりではどうにもならん話だ。ヨッキ氏のほうだけでも開催してくれればと思う。
そうしてこの忙しさは15日過ぎても続くはずなのだ。20日幹事会、21日資料取り、25日総会、までに作り上げてアレしないといけないうえにその後1週間行方不明になる。
廃道ツアーの練習プレ企画のつもりで、今週日曜日(19日)に六甲山でOFF探索をしてみようと思う。
対象は、兵庫県神戸市六甲山の有料道路跡と、ロープウェー跡。今でこそ縦横無尽に車道が開けた六甲山だが、その最初の登山道路は昭和4年に、いまの表六甲有料道路の辺りに開通した。またその沿線に阪急電車系列のロープウェイが作られた(六甲ケーブル、ロープウェイとは別物)。下の駅は六甲トンネル口付近、上の駅は郵便局の辺りにあったらしい。
昭和13年に大水害が阪神地域を襲い、最初の登山道路はこれでずたずたになってしまった。麓からロープウェイ下駅までは何とか復旧したが、より上はほとんど放棄に近い状況に追い込まれた。そのうえロープウェイは戦時の鉄材供給で休止。ロープウェイは以降復活することなく今日に至っている。
昭和30年代に表六甲ドライブウェイが作られた時、麓〜下駅は旧ドライブウェイを流用、そこから先は別谷に道路が新開されている。旧道沿線は(一度復活した節があるのだが)砂防ダムが作られて通行不能になっていたからだ。
ざっとネットで調べてみたところロープウェイの上駅は残っているらしい。ただ山頂道路側から接近するのは難しい模様。旧道を下から登ってみるのが万全かつ王道のような気がする。失われた区間のおおよその道筋は四万分一の地図(なぜか六甲縦走用の旧地図が手元にあったりして)にて把握済み。
コースとしては阪神御影(?要確認)または阪急六甲駅から六甲ケーブル駅まで市バスが使える。200えん。六甲ケーブル駅前に10時集合し、そこから歩いて山頂アタック。最初のほうは砂防ダムを乗り越え乗り越えして行かなければならず、結構アツい山歩きになるだろう(そもそも阪神大水害で大被害なのだし)。そうしてロープウェイ山頂駅で文字通りのくらいむ・まっくすを迎えるわけだ。どうだろうか。案外有名な道&廃墟だったりしてな。まあいいや、ボク知らないもん。
ついでにいうと、山頂からどうやって帰るか考えていない(爆
上記の地図といっしょに、音水林鉄に関する「ものすごく妖しい」地図を手に入れてしまった。「林鉄の軌跡」にもない線が記されている・・・。思い当たる節がないわけでもないが、いろんな意味で怪しさMAX。
音水、また行きたいッスよね。
大学時代の友人がおざなりのことをおなざりと覚え間違えていたが、廃道巡やKINIASやらで忙しいとはいえORJをおなざりにしたりはしないつもりのnagajisである。ホントだよ。
昨晩特濃!の初校をup。表紙写真と行ってきました!の投稿あり。さらに謎の自衛官氏の江若鉄道が入り、TUKA氏旧橋その2(ええもん出てきます)、おまけのnagajis熊野北摂TRDBがついてくる。ボリュームはそれなり。あ、廢毒もついてきます。例によって暫定だけど。
珍しく、忙しくなることを事前察知して進めておいたのが効いたらしい(自分の原稿に関しては)。しかし発行はやっぱり15日夜ということで。慌てても仕方ないしな。
大阪万博の年家族で六甲山に行った折、「あの橋の向こうに昔ロープウェイの駅があったんやで。」と父が教えてくれたことを今でも良く覚えています。