nagajisの日不定記。
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4/24に研究発表しなきゃいけないことを忘れるところだったぜ。テーマは東熊野街道だから、トークイベントで使い回すわけにもいかないone off発表だ。
切り口をどうするかで既に迷いがある。東熊野街道を産業遺産と言い切ってしまうのには無理があるから、産業遺産調査的手法を応用しました的なものにするか、あるいは吉野林業発展の基礎とみなして産業遺産的なものと主張するか、前回みたく道=産業遺産!で押し通すかの3選択。現状は第一案で書きつつあるが、どう頑張っても定性的なところ(石垣が古く見える・切取工の規模が似てる)で白黒つけなければならないことになり、あまり科学的とはいえない。せめて石垣寸法とか石の大小を写真で比較とかすべきなのだけど、そんな都合のいい写真なんて撮ってない。文章にはなるが論考にはならぬ。
テーマを決める時にちょっと慌て過ぎたかなあ。摺子発電所一つで十分だったかも知れぬ。
個人的希望としては第3案にしたい。しかし産業遺産の何たるかを学び始めたばかりの若造があまり大きな口を叩くのもどうかと思う。究極的にはORJもKINIASも近代車道像解明/道路遺構の希少性=地域の資産としての廃道という主張に持っていきたく思っているわけだが、根拠なく「いいよ!」言うだけじゃ、目の前の人々を欺くことはできても後が続くまい。枠組みがあるからこそ枠を超える愉快さなり枠に収める楽しさが楽しめるわけで、その枠組みとしてガチなものが(マッチポンプであろうが)必要なんじゃないだろうかと思う。そーゆー意味でも試金石となるはずの発表であり、ひいては「廃道をゆく2」である。三度目の仏の顔となるか、それともこれで堰を切ることができるか。
逸れた。街道のあらましは文献から読み取れるが、それが実際を表しているわけではないこと。実踏調査の必要性。手法例とするなら「街道は一気呵成(覚えたて)に作られたため構造が似通う」辺りを柱にして論を進めるとか何とかしないといけない。逃げだが「定量的判断は後の研究に委ねる」か。改めて書くとひどい話だな。
第二の主張は「第一期・第二期街道の同定」。初めなのだから其の程度に留めておくべきかも試練。
忘れまっか、ふつうw
nagajjisにふつうを求めてはいけません!!!