nagajisの日不定記。
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息抜きである。こんな絵葉書を入手した。
画像では判りづらいが金泥を使った上質な出来である。にもかかわらず絵柄の意図が謎である。判じ絵の一種なのかも知れない。
蛇、蛙、ナメクジが書いてある。蛇は針のような鋭い土台の上に乗っていて、いかにも蛇らしいニョロニョロなポーズを取っている。他の2つも元はそんな土台に乗っていたらしく、倒れた針土台が2つ描かれている。
蛇、蛙、ナメクジとくれば「三竦み」を連想する。カエルは蛇に睨まれると身動きが取れなくなる。蛇はナメクジを食べると死ぬ(と言われていた)。ナメクジはカエルの大好物である。そんな3者が集まると3すくみになって身動き取れなくなる。そんな3すくみを題材にした絵と思われる。
のだが、U字磁石の存在が場面をカオスにしてしまう。なぜ磁石なのか。
針土台に乗った各々は玩具であって、磁石か何かが仕込んであって、みっつ並べると3すくみ状態になる(突くとゆらゆら動きつつ隣を追尾する)ような玩具が存在したのかも知れない。それを磁石で崩してしまったという構図、なのだろうかと思ったものの、よく見れば蛇の体が長過ぎて、そういうバランスゲームには使えないように思われる。蛇の長さ>カエルの長さ+ナメクジの長さなので三角形を描くことができない。
蛇が倒れずに生き残っているのは、これが巳年の絵葉書として作られたからかも知れないと思った。にしても絵には落款が押されている(絵を印刷したものなのである)のはどういうわけか。こういう構図の日本画が古くから存在し、それを絵葉書にしたものらしいが。
真相を、ご存知の方はあるまいか。昨日からずっと気になって仕方ない。
ワカランチン
tyafficさんが最後の頼みの綱だったのに……orz
今戸人形の虫拳ですね。