nagajisの日不定記。
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有名な錦帯橋。大雨で増水するとこんなになってしまうことがあった。橋の上に「ちょっと田畑を見に行ってくる」な人が大勢いるのが驚きである。あと1mも水が上がれば浮いて流されてしまうというのに。こういう時の対処方法があって、そちらもまた原始的直接的で面白い。橋の上に水を溜めた大樽を載せて重しにしておくのである。
ここまでなっても流されない橋脚がすごい。なんでも良く根固めがしてあって洗掘されないようになっていることと、橋脚の内部に比較的すんなり水がはいるようになっていて、内外の圧力差を打ち消すようになっているからなのだそうだ。水が抜けるとかえって崩れそうな気がしてしまうが、発想の逆転で勝利しているのである。何とも日本的な橋では中廊下。
別府名勝チンテクラ。幼稚園の遠足だったか子ども会の催しだったかで行った覚えがある。何しろJR久大本線にも乗り慣れていないような貧乏人だったからこのケーブルカーに心動かすこともなかった。えらい傾いていて怖かったことと、単線交走式なのを知らず「ぶつかる!」と思って焦ったことばかり覚えている。そっち系に興味が持てない理由は此辺にあるのかも知れない。
チンテクララクテンチではミラーハウスに入って頭をしたたか打ち付けるというお約束をやった。それも印象深い経験だが抜けた所に的ヶ浜での闘争?を再現したジオラマがあって不気味だったのも忘れられない。ひょっこりひょうたん島とかプリンプリン物語とかで出てくるような感じのデフォルメされた人形が首もげたり腕切られたりしてのたうち回っているというもの。あんなところに置かれてあった意図がわからぬ。幻を見たのかも知れない。
あと、人生初のジェットコースターを体験し「顔が青ざめる」というのを初めて実演した。自分は鏡を見なかったのでわからなかったが「青ざめるって本当に青くなるんか」と知った。小さい方のジェットコースターも結構怖かった。かっくんかっくん曲って振り落とされそうになるのだ。
絵葉書に一切言及せずに終わるのも何なので一言、このケーブルカーの路床構造は今でも現役とのことだ。
ぴょろりーん。