nagajisの日不定記。
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罰が当たったのだろう。朝起きたら咳が痛い。血が出るかと思うような謎の痛み。鼻はほとんど止まっているのだがたまにすすって咽たりすると氏ねる。時間が経つにつれて体の末梢部位が痛み始めた。喉に始まった痛みが体の隅々に行き渡っていく感じ。あとちっとで治りそうな気もするのだが進行が遅すぎる。
朦朧としながら葛根湯を飲むのに使っているカップ。このあいだ四天王寺さんで購入したものだ。
コップの表と裏で物語になっているようなのだが、わかるようでわからないモヤモヤする内容になっている。こちらの側にはカウボーイ姿の少年。右手に銃を持っているのだが引き金に指はかかっていない。手のひらで弄んでいるという風。光の具合でよく見えないが「ワン!」「ツー!」といっている。
中央に猫がいる。そうして万歳をしながら「クワバラクワバラ」といっている。少年の銃の扱い方がぞんざいで暴発しそうなのを怖がっているようにも見えるのだがしかし「クワバラクワバラ」はないだろうと思わないでもない。よほどの年代物なのだろうという推測の鍵を与えてくれるだけだ。
左の木には芋虫らしき緑の物体がぶら下がって明後日の方をみている。特に危機感は感じられない。最初にこのコップを手にした時、この場面だけで話が完結しているものだとばかり思って「芋虫打つつもりなんだな酷いなこの少年顔色悪いくせに」とか思ってしまった。
そう思って手に取ったら裏に続きがあった。ブーツを履いた女の子が二人顔を突き合わせて「アタルーカシラ?」といっている。と思ったら違った。「あたるのかしら?」だった。んで右に瓶が置いてある。
どうもこの瓶を撃とうとしているようなのだ件のカウボーイ君は。女の子を前にしてカッコイイ所を見せようとしているらしいのだ。けれどもその腕前には疑問符がつきつけられている。そういう一連の場面。
まずもって、こんな場面を絵に書いた理由が謎。そういう場面設定を思いつくのはいいとして絵に書くまでに至った理由が知りたい。それがナウなヤングにバカウケすると思ったのだろうか。
見ているうちにこの瓶と女性の近さが気になってくる。手腕が 怪しまれるのにそんな近くにいて大丈夫なのか。しかもこの絵の正面から打つとすればまだ被害は起こりにくかろうがカップを一周して撃とうとしているようだから外れても当たっても女の子のどちらかに当たるのではないだろうか。だから猫が「クワバラクワバラ」と言ってるのか。いやいや止めろよ猫。芋虫も我不関を決め込むな。つぎの「スリー」の掛け声とともに阿鼻叫喚の巷が現出するのだぞ。
などということを考えさせるカップである。