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旧道倶樂部録"

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2014-11-08 [長年日記]

[独言] ディスプレイお亡くなりになる

長年使ってきたLCDが天に召された。死亡時刻は11月8日午前2時20分ころ。版下の最後の最後のいいところで呻吟していたら、画面の下半分が暗くなり、あっと思う間もなく真っ暗に。入力を切り替えると一瞬映るのだが、1秒もしないうちに消えてしまう。この忙しい時に狙いすましたようにお亡くなりになられるとは、よほど恨みが募っていたようだ。許せよ。

iiyamaの17インチ液晶ディスプレイ。入力ポートが2つあって、ボタン一つで切り替えられる便利ものだった。一応ピボットになっていて縦画面も可能だったがそれで原稿書くのはブンピツギョー臭くてやらなかった。なんかぬめぬめしそうだし。MacとWindowsを行ったり来たりする自分には2ポートだけで充分だったのだ。ああ。悔やんでも仕方ない。モノはいずれ壊れる運命にある。それよか次どうするか考えねば。

症状からして下陰極管が切れたような貴ガス。こういう時のために実はジャンクの17インチがあったりするのだが、流用できるかどうかは確認していない。インバーターごと死んでいる可能性だってある。そうしてジャンクは押し入れの奥底か第二机の下の密度が高いごちゃごちゃの中だ。夜中の3時にごそごそするのもアレだし、いい加減寝ないとゆうれいに連れて行かれてしまうので今日は寝る。明日晩交換してみてダメだったらポンバシだ。

それにしても痛いな……収入が激減したこの期に及んで。それよか2系統繋がるやつってまだあるんだろうか。そうじゃなかったら面倒倍増だ。デュアルなんてゆー電気代食いもしたくないぞ。

以前使っていた14インチはどうしたっけ。あれも残してなかったっけか。それとも送りつけ処分てしまったんだっけ。でも今更800×600には戻れんよなぁ……。トホホホホ。

[] 宮本常一『庶民の発見』(講談社学術文庫)

そういう悲劇が待ち構えていようとは露知らず、今すぐ読む暇もないことも知りつつ、とりあえず確保した一冊だった。すき家で腹ごしらえをしつつ数ページ読んで泣きそうになった。私も宮本氏のような心を持ちたい。

石工の話。大変な仕事で子供には継がせたくないが、自分は死ぬまでやるつもりでいる。しっかりした仕事を残すことに生きがいを感じている。美しくしっかり積まれた石垣を見ると同じような仕事をしなければと思い、そう思って成した仕事には自信が持てる。請負仕事だと正直身が入らないこともあるが、そんな石垣は雨が降るたびに壊れはしまいかとびくびくしてしまう。自分の得心のいった仕事はいくら雨が降っても大丈夫だという自信がある。安心がある、だったっけか。そういう安心をするために、良い仕事をしなければならないと思っている。

だはあ。

後々の自分のために良い仕事を残す。腕を誇るわけでも高い賃金を得るためでもなく、自分が納得したいがために一生懸命な仕事をする。それが仕事というものの真髄なんじゃないだろうか(と宮本氏も言っている)。原稿書きだって同じだろう。書き捨てるようなものをいくら書いたって意味がない。その上に次の一個を載せても揺らがないようにするために反吐を吐く思いで積んでおるのだ。眠い目をしばたかかせこすってつねってふげこらひいほう言いながら石をひとつ積んでおるのだ。そういう苦労に水を差す今回の故障ではあるのだが、落胆したり腹を立てたりする暇があったらもっと自信を持てるものを書け。わかったかハゲジス。

それぞれの分野には大家と呼べる人がいる。民俗学における柳田國男とか宮本常一とか。そういう人物になろうと思うのは、そりゃ結構なことだろうが、成就するかどうか。師と仰ぎ目標と設定した時点でそれを越えられなくなる気がする。他人の知識や経験を上回ってなお成果を積み重ねるなんて、どだい無理な話じゃん、と思う。そう感じてしまう時点で器が小さいとも思うけれども。

第一人者になるのは無理だから、せめて実践者になろう。良いと思うこと是と思うことをやり続けよう。その点に関してだけはまだ落第していない。「つもり」をつけずにそう言い切れる。ORJをやってきて唯一言えること。

追記:あと数ページというところまで読んだ。民俗学の視点や論点がうまいことまとめられていて、民俗学ちゃ何かを知りたい時にちょうどいい本だということに気づいた。オシラサマのその後(柳田翁とネフスキーの頑張ってた頃以降)が判ったりするし。


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