nagajisの日不定記。
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http://www.kyudou.org/cgi-bin/tdiary/?date=20130707#p05 の『★』on丸角煉瓦の筋の位置が示唆。立てることを考えると面積の広い方を下にするのが望ましく、となると上記の仮説のとおりの位置に筋がつく。ひっくり返すのに手間取って、板が煉瓦から離れてしまうことがあると、刻印を重ね打ちしたようになる。
ずっと不思議に思っていた。もし刻印がふつうの判子のような形状だったらあんなに押し損なうものだろうかと。んなのトンと押すだけじゃないか。なんで重ね打ちしたようなヘッタクソなのが多いのか。特に岸和田煉瓦。
一次乾燥の時に打刻されるとすると、刻印の縁が広がってる理由もわかる気がする。字母を垂直に刻んであっても表面が引きずられてエッジが立たない。詰めた直後のベットベトの状態に打刻すれば今度はバリが出る(蹴23がそれ)。刻印の狭いところに粘土が詰まったりもして効率がよくないだろう。
上記仮説が正しければ長手方向に水平にずれた重ね押しは起こりにくい。 特に筋のある側は必ず小口方向にずれる。
でもそうすると筋の外側に小口方向に傷がつくはずだな・・・そういうのはまだ見たことがない。
薄い板を使うこと自体は合理的。小口・長手は絶対に触れないという制約のなかで煉瓦をひっくり返すとなるとそうするしかないだろ。あと機械成形だと最初から立った状態なので返し板を使う必要がないゆえ刻印も押されない? いや、5個並べるときには必要か>板。
あ、ピアノ線幅しか離れてないから刻印作り付けだと差し込めないのか。
あー、そうすると、刻印が斜めに傾いたやつとか説明できひんよな。そういうのは別のタイミングか、それこそ判子のようなやつでポチッと。印南の刻印はたいてい長手か小口を向いてる。斜めになった「ヲ」とか見ないものな。端っこすぎる「ワ」は見たけど。