nagajisの日不定記。
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いつまで経っても終わらねえ…それもそのはずS34の時点で504も認定されているのだった。しかもこの告示の後に区域の決定告示があるのを忘れていた。区域決定告示は認定告示にある県道を再録したようなもののはずなのだけれど(路線認定後速やかに区域の決定をしなければならない)、もしかしたら後者が遅れたやつがあったりするのかも知れない。整理番号と県道名くらいはチェックしておかないと。
路線認定→区域決定後はその区域が道路管理者の管轄下に置かれることになって無断で土地を改変したりできなくなる。用地買収が済んでいるか否かに係わらず。旧道路法にはないこの仕組はそれによって実際の道路建設を促進する狙いがあった(名ばかり県道を無くす目的があった)ことが土木学会報の新道路報解説 http://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/m_jsce/37-10/37-10-13701.pdf にある。けれども未だに不通県道は多く有るわけで。原因はいくらか考えられる。用地買収が難航したとか(例、請取峠)、トンネル建設を予定していてそれが着手できずに居るとか、当時は意味があったけれども今となってはわざわざ改良して車道にする必要がなくなったとか。
所々番号が飛んでいるのは他府県の都道府県道と接続するものかも知れない。告示末尾の付記にそのような注記がある。他府県の路線認定の日と合わせる必要があるので今はしないといった内容。そういえば請取峠もそうだったな。戦後の指定は奈良県三重県で同日だった気がする。そのくせ峠で県道指定が食い違っているという。江浪峠もそうだった。兵庫側は江浪峠道を通らずにその西の岡山県境の峠まで行っている。鳥取県側は峠道を踏まえて峠までが都道府県道。兵庫側は西の峠から江浪峠へ向かう新線でも作るんだろうか。それとも鳥取県に別ルートを希望してたりするんだろうか。いったん岡山に入って再度若桜に出るようなルートだったりすると三県同時に変更しなければならなくなって面倒臭そうだ。そういやこの道はいつから県道だったんだっけ。ルポの時に多少調べた気がするが頓には思い出せない。
戦前の県道指定の最終形はS34県道認定告示の次の次にある廃止告示を見ればよい。ここで旧県道がまとめて、いや一つ一つ丁寧にというべきか、とにかく廃止されている。