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旧道倶樂部録"

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2007-06-13 逃避 [長年日記]

いろいろ煮詰まった時は逃避逃避。ORJ用原稿を打ち込む。すみませんねぇ>各位。何かすっきりすることをしたいが、どれもちまちまとしか進まない作業だ。

[ToDo] 順不同。

アンケート。軸の取り方、アイデア。

Tシャツ。

近世以前リスト続き。

7月1日向け資料作成。吹田図書館に行った方が早い。

各方面メール。

CD販売準備。

つるしまばし。千石橋。

これはあれか、身辺整理させない為のセルフ罠か。

[懐古] 2002年6月12日

そんな課題や葛藤とは無縁な5年前の自分は久留野峠を越えて五条へ。千早側は千早峠とそっくりな印象。峠もそうだ。五条側は千早峠よりも荒れていたが半分程乗れた。麓まで降りて振り返れば、どこを通ってきたのかさっぱりわからない、金剛山のどっしりとした山容。

風の森峠まで登って一休みする。ここら一体は面白い地形。紀の川流域と大和川を分ける分水嶺の峠なのに、辺りは峠とも思えないなだらかな丘陵地帯だ。対岸が霞むくらいの広い谷(その奥は低い峰が凹凸と連なっていて、谷というには少しイメージが異なるけれど)を水田と畑と森、そして民家が埋めている。「風の森」という優しい響きの名前もいい。紀の川と和泉山脈に沿って吹き登ってきた風が、金剛山を巻いて向きを変え、この峠を吹き抜けていくのだ。国道の西側に小さな祠があって、ここに吉村虎太郎ら天誅組が集結した。吉野の代官所は峠を下ってすぐの所だ。

たまたま見つけた移動弁当屋で昼飯を買い、風の森峠を見下ろしながら食う。そうして伏見峠で再び金剛山越え。交通路としての命脈ははほとんど尽きた感のあるルートだが、それでもかつては多くの行き来があったのだろう、「こうや」「よしの」と刻まれた立派な道標が残されていて印象に残っている。山腹には町石や経塚もある。なかなか風情のある道だったが、頂上は金剛山山頂への車道になっていて、最後の最後に少し興を削がれた。

この日の晩は何を食ったっけか・・・食い終わった鍋をテントの外に置いていたら翌朝カタツムリが入っていたのは覚えている。特に何とも感じなかった。野宿旅をしていると意識がどんどん自然界側に傾いていく。


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