nagajisの日不定記。
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先日の逃避先にて。不審者注意の看板。ルビが合成っぽっく見えるが生写真である。目を惹き注意を促す目的でキャラクターを用いることの是非は以前に考察したが、この物件にはまた別の恐るべき懸念が潜んでいる。そのことについて書いてみたい。
用いられるキャラクターが人類共通普遍的に「それっぽい」から採用された、ということをまず思い出してほしい。例えばここにヨットの絵が描かれていたとしたら意味を失う。表現しにくい、あるいはイメージしずらい事物を常識という共通認識に沿って置換し得ること、およびそれによって事象が端的に表せると判断されたからこそ、このキャラクターが用いられたのであるということで、それはつまりシニフィアンとシニフィエの結びつきが−−−この看板が置かれた界隈では−−−遍く認められたものであるという証であるだろう。彼らがすなわち不審者である。それが常識として存在する。よってそこに疑念を差し挟んだり奇ポテを見い出したりしようものなら、常識を疑われ、村八分にされなければならなくなる。ある種の踏み絵の如き看板である。「横須賀市梅田町では、看板があなたを試す!」とロシア倒置で表現したくなるほどの恐ろしさを秘めた看板。
右の蝶眼鏡の男は不審者だと思う。ハンチ帽+横縞シャツというのもステレオタイプ的不審者でよい。にやけた顔で今まさに金庫を破らんとしている一方で左手に既に金貨袋が掴まれている辺りはまあ、マンガ的誇張表現の範疇として見過ごせる。そうすることで私も常識人面してこの街を闊歩できるだろう。
問題は左下の物体だ。Broaderbund社の商標の如き笑いを浮かべてしゃがみ込んでいるこいつを「不審者」と認めるのは、私は吝かである。確かに怪しい物体ではあるがその点百歩譲っても「者」だとは思えぬ。例えこの街で村八分にされようとも。それで一体こいつは何なんだと詮索しているうち、緑色の彼を連想し、慌ててかぶりを振って否定したのだが、代替となるものが思いつかず、結局
やさぐれたガチャピン
だとしか思えなくなった。思えなくなってしまったのだ。
重ねて弁明する。オオカミの子孫としての犬にラブラドールレトリバーヨークシャーテリア等等があるように、恐竜をモチーフにした生物にも多様性が認められていいだろう。すなわちガチャピンとは種の名称であってやさぐれたガチャピンもいればそうでないガチャピンもいる世界なのに違いない。何しろムックという名のガチャピンがいるほどだからな。ガチャピンとは似ても似つかぬやさぐれたガチャピンが存在してもおかしくはないのである。
よいお年、否、ろくでもないお年を!!(お互いに…)
うう。いい年のほうがいい・・・
仲間として、ぜひ更生して早くりっぱなガチャピンとしてみなの前に現れてくれることを心より祈ってます。やさぐれガチャさまへ
更生してほしい・・・気になると何も手がつかなくなりまする。
>やさぐれガチャピン<br>その正体はポケ○ンのキャラクターの1、グレッグル。<br><br>アニメでは、この絵のようなヤンキースタイルを頻繁に見かける。<br>レギュラキャラが暴走した時のツッコミ役でもある。<br>参考…ttp://pokeani.com/poke/list/r_poke-takeshi.html<br><br>町内会とかで変なキャラを見かけたら、その元ネタはポ○モン<br>かもしれない。
おおお!勉強になりますっ!