トップ «前の日記(2011-01-21) 最新 次の日記(2011-01-24)» 編集
1941|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1942|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1943|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|
2005|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2023|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2024|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|

旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
本日のアクセス数:0|昨日のアクセス数:0
ad

独言 | bdb | C60 | D | KINIAS | NDL | OFF-uploader | ORJ | pdb | pdf | ph | ph. | tdb | ToDo | ToRead | Web | web | きたく | | なぞ | ふむ | アジ歴 | キノコ | コアダンプ | | ネタ | ハチ | バックナンバーCD | メモ | 乞御教示 | 企画 | 偽補完 | 力尽きた | 南天 | 危機 | 原稿 | 古レール | 土木デジタルアーカイブス | 土木構造物 | 大日本窯業協会雑誌 | 奇妙なポテンシャル | 奈良近遺調 | 宣伝 | 帰宅 | 廃道とは | 廃道巡 | 廃道本 | 懐古 | 戦前特許 | 挾物 | 文芸 | 料理 | 新聞読 | 既出 | 未消化 | 標識 | 橋梁 | | 滋賀県道元標 | 煉化 | 煉瓦 | 煉瓦刻印 | 煉瓦展 | 煉瓦工場 | 物欲 | 独言 | 現代本邦築城史 | 産業遺産 | 由良要塞 | 発行 | 看板 | 石垣 | | 竹筋 | 納得がいかない | 索道 | 絵葉書 | | | 資料 | 近世以前土木 | 近代デジタルライブラリー | 近代化遺産 | 近遺調 | 道路元標 | 道路考古学 | 道路遺産 | 都計 | 醤油 | 陸幼日記 | | | 鯖復旧 | 鳴門要塞

2011-01-22 [長年日記]

[廃道本] ネタ校正

  1. 大杉谷林鉄(三重県) 4P
     関西髄一の秘境と謳われた大杉谷のなかでも最も奥深くにある不動谷。その森林をターゲットとし、長大インクラと当時最長の索道(1200m余)をもって挑んだ極限軌道。アプローチの困難さ、険しい地形、ダイナミックな線形、どれをとっても関西を代表する(弱)林鉄跡。不動谷支線、日浦杉線全線の最新状況はたぶん貴重。
  2. 由良洞、鹿瀬洞(和歌山県) 1P or 2P
     道路難県・和歌山県の道路開発黎明期を物語る遺構。熊野街道鹿背坂から往来を誘致するため作られた由良洞(明治22年)と、それをさらに鹿背経由とするため設けられた鹿背洞(明治37年)。鹿背洞はフェンス封鎖以前の写真が貴重かも。
  3. 新和歌浦第一・第二隧道(和歌山県) 1P
     新興観光地・新和歌浦の命運を賭けて作られた明治隧道。破風に丸十字の家紋(開発を志した森田家の家紋)が掲げられているのが珍しい。当時の絵葉書あり。
  4. 毛見隧道(和歌山県) 1P
     現役(旧道)。大正期に作られた美しい石隧道。紀州名産の青石を贅沢に使ったcolorfulな胸壁に花崗岩の切石の白がよく映える。乾坤純和の額<しつこいけどね。
  5. 四日市製紙軌道(奈良県・和歌山県) 1P
     百名山の一つ・大台ケ原山のトロッコ軌道跡。二つの未成隧道と犬型犬釘と切り通しをメインに。
  6. 内山鉄太郎のトロッコ軌道(三重県)
    1P  大正時代に稼動していたという幻のトロッコ軌道。架線―軌道―架線―インクライン―軌道―牛馬道という複雑な動線で、うち山上の軌道(約1km)を探索済み。目立った遺構はないが線形の面白さとアプローチのしにくさ・マイナーさは随一
  7. 加賀山軌道(三重県)
    1P  昭和12〜16年頃稼働していたトロッコ軌道。軌道跡・隧道跡とジンクロを発見。「近畿の大と谷」にちらっと出てくるだけで詳細は一切不明といっていいが、聞き取り調査で稼働中の現場を見たことの有る方の証言を得ている。これは書いて残したい!
  8. 八反の崖道(岡山県) 1P
     江戸時代の出雲街道の難所。高さ数十mの垂直の崖の上をゆく。当時は牛が転落する事故が相次いだとか。今は国道法面の防護柵アンカーが並んでいて殺風景。一度遊歩道として整備され廃れた過去がある。
  9. 閑谷隧道(岡山県) 1P
     旧道の大正隧道。現在は歩行者専用になっている。最初期のコンクリート製隧道・完全なC製としては現存最古(大正13年竣工)。隧道内部に開けられた穴について。
  10. 東熊野街道南半分(奈良県) 2P
     東熊野街道の旧道群。河合峠(車道旧道)、小峠(現国道)、音枝峠(地道車道廃道)、池峰越旧道(アスファルト廃道)、不動峠(登山道)。第二期でいまの国道筋+県道筋になる。
  11. 小井のトンネル(奈良県) 1P
     明治23年頃作られた人用隧道(廃道)。江戸時代の隧道跡?(切り通し)と石垣も残る。利用していた方の話を伺っている。これも書いて残しておきたい。
  12. 深霧隧道、秋霧隧道(奈良県) 1P
     県下初の近代的道路隧道。明治16年竣工の伊勢本街道新道とその隧道跡。字秋霧隧道は埋没、字深霧隧道は後年改築された際の煉瓦アーチと隧道前の石積みが残る。県議会史から改修年判明。
  13. 高見峠(奈良県・三重県)1P(歴史カテゴリなら2P) 
     紀伊半島の難所の峠(和歌山街道・伊勢街道)。旧国道166号。紀伊藩の参勤交代にも使われたような由緒ある道だったが、明治以来4度改修が試みられて全て挫折、真っ当な車道は戦後まで開通しなかったという悲運の歴史がある。
  14. 与位の洞門(兵庫県) 1P
     明治時代に掘削された隧道。現役。川辺の断崖に作られてあり、隧道以前に使われていた桟橋の跡が残る<こちらのほうが貴重な道路遺構かも知れない。
  15. 千原隧道(京都府・兵庫県) 1P
     竣工年不明の人道サイズの隧道(おそらく明治時代中期)。山陰道から青垣の熊野神社(1500年代建造)に寄り道する道筋。戦後に車道化する計画があり、切り広げて切り通しにする途中で放棄されたので変なことになってる(写真参照)
  16. 高尾谷隧道と鈴鹿隧道(三重県・滋賀県) 1P
     かつて国道2号線(1号線)鈴鹿の関に控えていた鈴鹿隧道とうり2つな風貌の隧道。三つ鉾ピラスターに下見板張りという特異な意匠をもつ。鈴鹿隧道は改修されたが三つ鉾は現存。それを寸法比較する。(三つ鉾意匠の伝搬:愛媛県にも)
  17. 国栖隧道(奈良県) 1P
     「明治工業史 土木編」に「明治年間に廃止された」とある幻の隧道。現地には大正2年竣工・昭和44年?改修という南国栖トンネルが残る。旧隧道はどこへ行った? と現地へ行ったところ・・・(東熊野の絡みも可能。無理しないでいいか)
  18. 六甲ドライブウェイ旧道 1P
     京阪神でもっともにぎわう観光山・六甲山に初めて付けられた登山道路は昭和●年製! 昭和13年の大水害で壊滅的打撃を受け、放棄されたその道を求めて彷徨う。 絵葉書との対比あり。
  19. 有巣峠 1P
     これは・・・もういちど歴史を読まんとわすれてしもうた。明治年間に荷車道化、昭和●年代に廃止された街道ショートカット。さらに後年作られた短絡林道もものの見事に廃道化。旧旧車道の地道のつづら折れが美。
  20. 安治川隧道 2P(とかゆう)
     戦前唯一の河底隧道。存在はもちろん構造、建設方法もユニーク(エレベーター建屋と基礎を井筒工法で築造、トンネル部を丸ごと沈埋敷設など。トンネルでもあり橋でもある構造物)。稼動時の写真と詳細資料を大阪市土木部に頂いている。頑張ったら内部見られないか・・・(現在は歩道部のみ解放されている。執筆&KINIASにかこつけて)
  21. くろまんぷとあかまんぷ(兵庫県) 1P
     猪名川沿いの難所に作られた、明治14年竣工の道路隧道・くろまんぷ(現在は車道)と、明治42年に作られた新道のあかまんぷ(杤原隧道・埋没)。意外なところにさりげなく残る道路遺構の紹介として。

    大津古谷木馬道(奈良県) 2P

    川上村に現存する最長級の木馬道跡。石垣、橋台、岩屋、隧道跡、廃公園あり(?)

    王子橋(京都府)

    「廃道をゆく1」でちらっと紹介。明治●年竣工、組み合わせ環石による石橋。皆無ではないが非常に珍しい構造。ここなら再撮可能だな。

そして請取峠。これは許可が降りないと書けない。ルポにはならんと思う。かといって道場で掛け合うネタでもないのだなあ。

すごくわがままを言えば、特殊フォーマットでがしがし書きてえ>請取。これに限らず、もうちょっとじっくり紹介できるページがあってもいいと思うんだ。(いやいや、歴史カテゴリ継続させるのなら入れられるか)。

ともかく遺構にはあまり華がない。資料で掘り起こしたほうに価値がある。そういう楽しみ方も廃道はできるということを示す記事として。

以上、数撃ちゃ当たる方式で既出ネタ中心のピックアップ。他の方に頑張っていただかないといけない・・・。

企画ページ・道と人の試し書きとか(ぉ。「そういう人いるよねー」という展開になる。顔写真とその道。ああ三重行きてえ福井行きてえ。

標識ネタ@廃道は泣きたくなるくらいにない。大杉谷は大杉谷で使うだろうし。通行止も同じ。

理念ねえ・・・。あんまり変わってないな。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
_ おろろn (2016-01-10 20:46)

お久しぶりです<br>深霧隧道、東側坑道残存可能性有


トップ «前の日記(2011-01-21) 最新 次の日記(2011-01-24)» 編集