nagajisの日不定記。
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しつこく続きをやっている。天理市に問い合わせてみたが劇的な展開はなし。道路に関することだから道路管理課と交渉してほしいと。まあそういうもんだよなー。あとは皆さんにお任せするしかない。間に入ってあれこれやったら余計面倒引き起こしそうだ。
道路元標の残存率(現存する元標数/告示時の市町村数)を概算してみた。一位は意外なことに兵庫県だった。51%を越える数の元標が残っているそうだ。次いで奈良県の45.8%。3位は埼玉県で44.数%だった。全部を確認したわけではないし追加で見つかったものや亡失したものもあるだろうから2位3位は変動するかも知れぬ。
残存率で見るほかに残存数で見るのもあるだろう。福島県は市町村が400以上あったので分子もそれなりに多かった(150くらい?)。兵庫県も結構多かった記憶がある。奈良県は154市町村組合村のが告示されていて72の残存。分母が少ない割によく残っているということになる。
道路元標を近代化遺産と認めてもらうためには、道路元標が果たした役割(近代化にどのように貢献したか)を、誰もが納得するように説明しなければならない。市町村間の距離を計る時の基準になった、というだけでは弱い。それによって何が変わったか。暮らしに影響を及ぼしたか。どう「貢献」したかをアピールしないといけない。単に戦前に造られた石碑だからという理由で推しているのではないことを主張しなければならない。のだが。
わが国で初めて制定された包括的な道路法が遺したもの、というところから、帰納的に(旧)道路法や近代的な道路網形成に結び付けることは可能だろうが、一般の人にはピンと来ないだろう。自分だってそうだ。
道路網の枢要地に置かれたことで、それが市町村の中心地と見なされた例はないでもない。しかしそれは結果だろう。
今視点では、昔の道路網をモノで示してくれるものとして価値があると思うのだけどな。それも「だから?」言われたら反論できないねえ。
市町村間の距離は輸送費用の計算に使われた・・・というのは里程元標時代からそうだしな。設置していなかったところでも街道の距離は計算されていたわけだし、道路元標だからということはない。
道路元標を使った実例。言葉足らずに書けばそういうもの。そういうものを探さなければならない。五條町は町道の指定にも道路元標を使っていた(「尋ねて」)。高取町の元標はそれがまだ法的に生きている間に移動させられた。わずか1mほどだがそのために許可申請している(「一件」)。これは利用例じゃないが、それだけ厳密に管理されていたという例として。そもそもこの標が設置され道路距離を測定するのに使われたことがあるのか?>大正の統計書で設置前後で距離見たらいいんじゃね。
理由を後付けで考えてるわけじゃない。もっとわかりやすい、誰もが「ほう」と言ってくれるような形に翻訳する術が思い付かなくて困っている。
受ける側の大変さを考えるようにしている。相手は全知全能の神じゃない。組織の代表と言うわけでもない。仮に代表だったとしても何でもこちらの思うようにしてくれるわけでもあるまい。相手はもっと大人数に関わる、もっと入り組んだ課題を抱えて、自分の持つ以上の責任を抱えて対応している。そこに横から割り込むわけだからな。思うようにいかなかったからといって八つ当たりしたり愚痴ったりしたくはないものだ(どの口が言うか)。してもいない約束を強いて、予定調和的な結末を迎えているだけなのだ。
愚痴を言いたくなる心理をじっくり考えて、それがどれだけ効果があることか、考えてみるといい。愚痴をこぼし誰かに聞いてもらう(もしくは誰かの目に留まることを想像する)ことで気が紛れた気になっているだけで、実際のところ問題の解決には一切役立たない。それどころか愚痴atmospheteを撒き散らして回りを汚染している。迷惑な話だ。虚空に向かって喚く暇があったら行動するよろし。
勤めておられた高校にTELしてみたがてんでダメ。そりゃそうだわな。今から60年近く前の話だもの。その後生徒さんが継続調査をしているということもなし。教育委員さんすら把握していないのだから、いったいどこから手をつけたらいいのか状態だ。
日本に分布する横井戸の例として、富士山麓、三重県の鈴鹿の山麓と並んで葛城山地が言及されることが多い。のだけれども、その実葛城の現況を把握している人はいない(無論自分もだが)。「かつてあった」という話だけが一人歩きしている状態だ。なんとかしたいのだがなあ。あの地図だけじゃなあ。
約一ヶ月ぶりに部屋掃除ができた。居住空間だけでなく流し周辺もかたす。袋詰めになったゴミが山積みになっている。早く捨ててしまいたいが明日はプラゴミが捨てられるだけだ。
部屋掃除のついでに気になっていた種々も片付ける。第一にパワーグリップの再生。それなりに程度のいいブツなのだがバッテリーを押さえる爪が片方折れていたせいでジャンク価格で売られていたものだ。
tacticsはS9100のバッテリー蓋の爪を直した時と同じ要領。ダブルクリップの鉄板から爪を創造し取り付ける。なんとかの一つ覚えである。
本当は全分解して加工したかったのだが、グリップのラバーとシリアルシールを剥がさなければならなさそうなので断念した。内側にエポキシ接着剤で取り付けるだけに(外側は押さえバネが当たるので取り付けられない)。
完成図。面接着+セン断方向に力がかかっているだけなので多分大丈夫だろう(そもそもバッテリー1個しかないし)。返し爪を若干高く取り過ぎたせいで電池蓋と干渉したため、ルーターで削ってやる必要があった。あと、幅を狭くしたためバッテリーの溝にひっかかりやすい。こちらへ電池を装填する時はちと慎重にやらねばならぬ。
それからTFー101の清掃。キーボードのパンタグラフが乾いてきたようなのでシリコングリスを塗りたかった。上からやるとえらいことになるのは自明なのでキーボードドックを分解してから散布する。ゴム足の上の2個にネジが隠れているので、これを外してコジていけばキーボード+アルミ筐体とプラ部+基板類の2つに外れる。この辺はメンテのしやすさを優先したいい造りだと感心。
キーボードとアルミ筐体は溶着でがっつり固定されており外すことができなかった。しかしキー底のアルミ板に無数に穴が開いていたので、そこからシリコンオイルスプレーを吹き込んでやることで所定の目的は達成された(これだけ穴が開いてるということは液体を溢すと一発で昇天するな)。結果、購入時以上に静かになってとてもいい感じになった。
ついでにネジ穴足が片方折れていたのでエポキシ接着剤で補修。亡失していたキーボード面のゴムも再生したった。いつかやんなきゃと思っていたことをやり尽くせたので満足である。頻繁に使う道具なのでメンテは怠らないようにしたい。