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2014-05-17 [長年日記]

[独言] どくげん

飢えて死ねと期待されているのだからそうすればよいのだ。

[煉瓦] 煉瓦工場の規模

大正8〜10頃の各地の煉瓦工場の規模を主観的にではなく客観的に比較してみようと思い工場の従業員数を拾ってみたのだが諸般の事由により行き詰まっている。それは一応の指標になりそうではあるのだが、単年度で比較するよりも複数年でしたほうがよい→大正〜昭和期は継承関係が複雑で、すでに確認できている関西圏はともかく広島や徳島なんかは未着手だからどげんもならん→いっそのこと四国中国もリストを作るか→時間かかりまくり、土地勘なしの故に継承がはっきりさせられないのドツボ。

単年度(大正10)で比較すると、大阪の大工場、例えば大阪窯業とか岸和田煉瓦とかは200〜300人いて原動力も複数所有していて文句なしの筆頭格だ。津守は50人を上回るくらい。丹治は末期で20人ちょっとしかいない。これと兵庫を比べると、津守=山陽、丹治=中播煉瓦てなかんじ。むしろ広島県の最大工場(江田島の三高とか関西窯業の分工場群とか)、愛媛の三津浜煉瓦(古三津町の本工場、衣川分工場)、香川の讃岐煉瓦(観音寺、常盤村)は100人を上回る規模で、むしろ兵庫県はそれほどの産地でなかったかのごとしだ。数は多いが20〜30人規模の小規模工場ばかりであった。昭和7以降正確な人数が載らなくなるのが残念。

広島県の煉瓦製造業のピークがどこにあるのか。兵庫と同じように大正半ばに煉瓦工場が勃興しているが、大半が昭和までに姿を消してしまう。大工場の分工場も出来ては消え出来ては消えして跡を追いにくい。しかし高田輪環煉瓦工場(明治44頃)とか共同輪環煉瓦工場とかいう名前が散見され、吉名煉瓦(大正14)よりも前に第二次近代化?があったことを窺わせる。

京都府

竹村煉瓦製造工場 13/5
増井瓦製造場 13/2 他1/.5
京都煉瓦株式会社工場 7/5
京都竹村丹後製密所工場 8/6

兵庫県

播磨煉瓦 大正6.3. 28/23
播州煉瓦 大正6.5. 26/6 他2/75
別所窯業別所 明治44.5. 30/15
別所窯業分工場 大正7.4. 6/4
中播煉瓦曽根 大正5.5. 15/6
加古川煉瓦 大正6.7. 10/-
大正煉瓦曽根 大正6.6. 24/1
土山煉瓦 大正6.6. 10/2
長田煉瓦 大正7.4. 8/4 他1/5
旭煉瓦株式会社(加古郡八幡町) 大正8.5. 7/3
旭煉瓦商会工場(津名郡洲本町) 大正5.8. 15/7
山陽窯業株式会社姫路(城北村) 大正6.3. 15/11
山陽伊保工場 大正6.3. 15/11
山陽見野工場 大正6.5. 48/22
西播煉瓦 大正6.10. 35/25 他1/5
明治窯業(株)(魚住村) 大正6.6. 41/4 汽力1/15,他1/47
関野耐火煉瓦株式会社 大正5.3. 14/- 石1/7,他1/10

大阪府

和泉煉瓦株式会社工場 63/15 他1/100
日本煉瓦株式会社工場 90/70 他1/80
日本煉瓦株式会社鳳分工場(素地) 20/18
塔本煉瓦工場 30/15
大阪窯業株式会社堺工場 283/87 汽1/100,他5/206
大阪窯業株式会社貝塚工場 160/35 汽1/100,瓦斯1/50
大阪窯業株式会社岸和田工場 118/21 瓦斯3/185,電気1/4
大阪煉瓦株式会社工場 20/10 他2/4
丹治煉瓦合名会社工場 18/-
樽井煉瓦製造所 28/7
津守煉瓦製造所 43/11 他2/4
南海紡績株式会社煉瓦部狭山工場 25/3 瓦斯1/75
朝日窯業株式会社浜寺工場 42/22
岸和田煉瓦綿業株式会社工場 247/61 汽2/386
同磯上分工場 61/-
泉州煉瓦製造所 10/6
泉陽煉瓦株式鳴滝分工場 41/7

滋賀県

大阪窯業近江工場 48/34 他3/73
中川煉瓦製造工場 33/6 他2/50
江州煉瓦株式会社膳所工場 28/7 他1/3
江州煉瓦株式会社守山工場 33/16 他1/5

岡山県

吉崎煉瓦工場 大正5.3. 7/7

広島県

東洋建築材料株式会社三津工場 明治43. 36/12
同木谷工場 大正7.8. 86/51
合資会社地御前輪環煉瓦製造所 大正8.4. 15/6
岡本煉瓦製造工場 大正7.4. 7/6
関門窯業株式会社江田島分工場第一支本工場明治30.3. 41/34
同第一支工場分工場 大正5.5. 25/20
同第一支工場分工場 大正5.11. 32/20
同第二支工場 大正7.6. 57/89
同第三支工場 大正7.6. 23/31
高橋窯業工場 明治18.7. 24/12
津久茂煉瓦製造所 大正7.8. 7/10
能美窯業工場 大正8.2. 3/15
野口峠煉瓦製造工場 明治41.4. 8/8
福田煉瓦製造工場 明治40.4. 10/8
小坪煉瓦製造工場 大正5.7. 5/10
山陽陶工株式会社工場(陶器・煉瓦) 大正8.7. 14/1
三津煉瓦製造所 大正8.3. 6/13
明神煉瓦製造工場 明治40.4. 10/8
大君煉瓦製造工場 大正7.7. 15/3

山口県

原谷煉瓦製造所 大正5.5. 6/6
同分工場 大正7.3. 8/8 瓦斯1/6
徳山窯業太華工場 大正5.6. 5/18 他1/3
関門窯業株式会社工場(麦酒・サイダー敏,板硝子,煉瓦) 大正6.8. 722/89 汽1/不詳,他9/203
長門窯業株式会社工場 大正6.10. 12/12
村松煉瓦製造場 明治30.1. 8/9 石炭1/4
丸屋煉瓦製造場 大正7.6. 7/7 瓦斯1/20,石炭1/4.5
日ノ出煉瓦工場 大正6.3. 8/12

徳島県

川島煉瓦合資会社工場 大正8.2. 7/4
阿波煉瓦株式会社工場 大正7.12. 12/11

高知県

竹本煉瓦製造工場 大正5.8. 15/8

香川県

讃岐煉瓦株式会社常盤工場 明治30.7. 81/60 瓦斯1/75
讃岐煉瓦株式会社観音寺工場 明治30.7. 70/41 他1/75

愛媛県

三津浜煉瓦株式会社工場 明治18.4. 90/19 瓦斯2/75
三津浜煉瓦株式会社衣山分工場 明治36.5. 16/9

大阪府下で散見される広島の煉瓦はどれも昭和期以降に成立した会社のものばかり。当然か。大阪の大工場がタイルやテラコッタ、耐火煉瓦に軸足を移していったから隙間に入り込む余地ができたのだ。兵庫県の煉瓦も似たりよったり。


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