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2014-10-11 [長年日記]

[] 三島由紀夫『潮騒』

金閣寺から吹き寄せられて歌島の浜辺に寄り付いた。登場人物がすべて善人、技巧も悲劇のかけらもない朗話というだけの内容であるはずなのに、この鮮烈な感動は何だ、と思う。

最後に主人公が困惑の表情を見せたのが特によいと思った。初江の加護でなしたのではなく自分の力でなしたのだという自負が。自分を信じて生きることの、というより信じる云々の儀式をせずとも自分の思う通りに生きて行ける人間は強い。 自然に即した、狡猾さのかけらもない生き方が美しいと思う。そういう人間にはどう頑張ってもなれないことがわかっているからなおさらそう思う。

斯様な主人公を羨望のまなざしで見、よい絵・よい写真を鑑賞するような思いで読んでいる自分にオヤと思った。ははあこれが歳を重ねないとわからない妙味というものか。

[] すすまない

本を読んでるから進まねえんだハゲ、などと罵られると応えようがないが(だからそれが狡猾だっつってんだろ)、体調不良であったのだから仕方ない。頭が重い目が痛い脳が腰痛貧乏症その他いろいろ。愚痴っても仕様がないのでようやくすっきりした今日から頑張っている。明日中には終える。それでいいだろう。

くどいところはばっさり切ってみた。ずいぶん楽になった。あとはオデッセイに入る所を整理して、<>と〔〕の使い分けの意味を書いといて。後者はさりげなく付箋でいれてもいいかもしらん。使い分けていることを流れでわかってもらえばいい。

[ph.] クシャミの出そうな青空三回目

画像の説明

これは9月に撮ったもの。月蝕の日の昼間もこれに近かった。もっと深かったよなあとは思うが、左下のほうばかりやけに幾何学的なのが面白く感じられたのでこっちを使う。

明るい所に慣れた目の感じる青空と、眩しくて目が開けていられない青空とではまたちょっと違う。慣れるほどに藍が深まってゆく。魂を根こそぎ持っていかれそうなあの青が、怖くもあり、憧れを抱いたり。


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