nagajisの日不定記。
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製作に9時間、食い切るのに2時間半かかった。今後の課題である。あと毎回計算が合わないのはどうかしている。側壁が低すぎたのだ。ほんとうは4段積まなければならなかった。
あまり聞かない新書だったのだが、ピンポイントで興味のある分野に刺さってきた。標題の「産業革命」は我が国の明治以降の急激な近代化を指して用いられているもので、要するに日本の近代化の歩みを教えてくれるものである。日本の近代化の過程を「産業革命」と呼ぶことの是非は今でも時々議論になるのだけれども、この本は1979年第1刷(手元にあるのは1980年第2刷)なので、かなり早い時期からそんな捉え方があったということになる。
著者は経済学の先生で、経済学の視点から近代化を分析しーーー産業革命によって日本に資本主義が成立したのだという視点からその時代の産業史をいようという容だ。自分にはいちばん欠けている視点なのでたいへん興味深く読んだ。
本書では我が国@近代で起こった産業革命として、紡績業、鉱業(石炭採掘)、鉄道業の3つを指摘していて、中でも紡績業に大きな比重を置いて解説がなされている。最初にガラ紡の発明があり、洋式紡績機の輸入と普及、その改良、中小紡績業の勃興と普及の陰に座繰紡績機の発達があった。そうやって生産した糸の質がたまたま諸外国の織物業の要求にマッチし(特にアメリカでの織物業発達に因るところ大という)、シェアを拡げていったこと。そんな紡績業の歴史を技術変遷も踏まえて細かく解説されているのがありがたかった。ただ単に安価な労働力を頼りに低価格の絹糸を作ったから売れたのではないのだ。
冒頭で宣言されているように「機構」の解説に結構力が入れられている。紡績機が均一な太さの糸を紡ぐために様々な工夫が凝らされていたこと(および機械によって紡げる糸の太さが違うこと)などはこの本を読んでようやく理解できた。ガラ紡とリング紡織機とどう違うのか、とか。もうちょっと動作がわかりやすい図だと良かったのだけれども、そこは出典を読めということなのだろうし、本来なら自分のほうがちゃんと知ってないといけない話題なんだよな。機構とか構造とかさ。
紡績業だけでもかなり複雑な経緯があって、一読しただけでは頭に入らない。 何度も読まないといけないな。そんなものだから、富岡製糸場の果たした役割をきっちり理解している人なんてどれほどいるだろうかと悪態をついてみたくなる。
これだけ並んだ「は」の中に、ひとつだけでも「ほ」を混ぜないというところが、まさにnagajisクオリティ!
心の底から沸き上がる感情に嘘偽りだまくらかしを混ぜ込んでどうするのさ?