nagajisの日不定記。
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S11-14は関西地方とともにコピーを取っておった。えらい。S15は府県別なのでさすがに取っておらず、戦後は福岡までで結。このへんはまた府立図書館へ行かねばならぬ。そうそう、古い巻はコピー不可になっておるのだ。このへんはNDLそーしんを利用して二倍料金払わんといけない。
煉瓦展にご来場いただいたTさんを経由しMさんから教えていただいた物件。玉造稲荷神社の西側の壁にはB.C.△H.J.が使われている。
この壁、神社側にはモルタルが塗られて普通の壁に見えるが、外側はこのような感じで雑な作りである。写真を拝見した時にはこの側のモルタルが剥がれてしまったのだろうかと思ったのだけど、実物を見るとそうでないことがよくわかる。壁の根元にモルタルが積み上がって溜まっている。積んだ時に使ったやつがはみ出て溜まってしまってるのだ。
だとするとこの面はどうなっていたのだろう。あふれたモルタルを片付けることもできなかったということは、この壁に密接して何かが建っていたのだろうか。しかしこの壁の足元は高さ数メートルの壁になっている。建物だったら二階建三階建の何かちうことになる。
あるいはこちら側、板塀か竹垣かで飾っていたのかも知れぬ。元々はそういう板壁で、その内側に煉瓦壁を築いて火事に備えたか。
そもそもこの壁の目地はコンクリートなのだな。石灰モルタルでも純モルタルでもない。結構大きな砂利が混じっている。解体で出てきた煉瓦を流用したようにも見える。案外新しいものなのかも知れない。