nagajisの日不定記。
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ふと気づけば実印がどっかにいってしまっていた。困ったことだ切ないことだと思い机周りを探してみたけれども出て来ない。むむむ。
そうやって悩んでいるうち、あれ、そういやおれこの実印で何か大事な登録をしたっけか?と思い出した。銀行系は最早実印を要するような事態はないしそもそもあの印を印鑑証明登録したわけでもない。存在価値としては実はそこいらで手に入るシャチハタ印と何ら変わるところがないのだった。なんということだ。
ただし、ながとみのとみが正しく彫られているシャチハタ印を入手するのが中々大変である。100えんショップではまず手に入らない。タワーに詰められたやつを見かけるたびに探してみるが「永富」すらない。「永冨」など望むべくもない。だからせめて「永富」印を探し出してきて宀のチョンを削り落とすとか何とかしなければならぬ。判子の印母に刃物を入れることは忌むべきことと言われておるけれども判子作る時には刃物入れるだろと開き直ってそうするつもりでいる。そういった若干のしこりがあるため実印が見つかるに越したことはないのである。
全力で叩き込む。いまできることはこれくらいしかない。んで各都道府県統計書と商工録系と羊羹を放り込んだら終わり……って先がぜんぜん見えねえぞオイ。伯母峰峠の旧道から北を眺めた時のような果てしない無力感。ひととおり辿っているので概型は把握したつもりになっているけれども襞々の隙間にはまだ幾らも不分明が潜んでいて決して完全把握とは思われない。眺めれば眺めるほど非力を覚える。遠くに見える連峰孤立嶺はたぶん中部以西のどこかの工場なんだろうし近寄って親しく調べているはずなのに、遠くから眺めれば位置関係はおろか彼我の距離さえわからん。不完全でもかまわないから広域把握のできる地図がほしい。だから、工場表を作っている。
S47以降はどうしようか。せめて1980まではフェチっておくか。他と揃えるために。しかしこれ以降はコンクリ工場が激増して肝心の煉瓦工場はその1%にも満たない数になってしまう。必要としないコピーを山のように採ってくることに(しかもこの年末の慌ただしい時期に)些かの吝かを覚える。
過日街中を歩いていて、目につく注意看板にささいな違和感を感じ、それが意外と地域性の現れだったりしたのかも知れないと、今更のように思い出している。例えばゴミを捨てないでとか、町を美しくしましょう的な、よくある注意喚起の看板の文言に違和を覚えたのである。写真を撮らなかったので記憶頼りになってしまうが、「思い出」を「想い出」と書いたりするような、言葉尻をちょいと捻ってみたような、姑息な美化とでもいうべき装飾が施された文章をそこかしこで見た気がする。いやそこは普通に「思」でいいじゃんというようなところを妙にこじらせてある、ような感じ。1つ2つならそうでもないがそればかりなせいでかえって煩く感じられてしまう。書いた当の本人は気の利いた一言と思ってはることだろうが、そういう気を利かせた言葉が氾濫していて逆効果に思えたことだった。
都会故に情報が溢れて掛け流しの如くになっているものだからそんななかで目を引くためにそういう姑息をせねばならず。それが常態化しているのかも知れぬと思った。そこへ行くと大阪は単純明快でいい。
簡潔な立て札では「ゴミ禁止」が好きです。日本語になっていないので、ゴミのお持ち帰りが禁止なのか、不法投棄を思いとどまるのを禁止するとか曲げた解釈はできるでしょうけど、そんなのを相手にしてたら日本の夜明けは来ませんです。<br><br>実印発掘成功おめでとうございます。ちなみに、定義は知りませんがお役所に登録してあるのが実印で、銀行のお届け印は銀行印みたいな解釈で暮らしてきました。シヤチハタは伝票とか社内の書類くらいにしか使えないので家には置きませんでしたが、荷物の受け取りに重宝するので通販を使うようになってから玄関に常備しています。<br><br>余談ですが、シヤチハタの商品名と一般名称ってほとんど知られていないのではないでしょうか。メーカー名が製品の代名詞になるってすごいことではないかと。
「ゴミ禁止」、わかりやすくていいですね。「隠しカメラ生ゴミ監視中」よりはるかにわかりやすい。<br>http://www.kyudou.org/cgi-bin/tdiary/?date=20150103&c=3<br><br>あ、お断りするまでもないかも知れませんが、実印を持ちだして紛失騒動するくらいですから、nagajisのハンコについての理解度なんてテキトーですよ・・・。世間一般じゃ仰るとおりのはずでございます。