nagajisの日不定記。
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さらにサンプルが増えた。その2で考えたことが覆るようなことはなかった。そうして後になって機械成形煉瓦を割らなかったことを後悔している。機械で作った煉瓦の粘土のながれはどうなっているのか。それが結構重要なポイントになる。
いま頭の中で考えていることをさっさとまとめて記録にしたいのだが、過不足なく説明し記述できそうな気がしない。斧や鉈ではなくメスorカッターナイフの鋭さのことばが欲しい。雑多なものを放り込む段ボール箱ではなくきれいに整理できるファイリングノートがほしい。そうして上手く説明できたところで何かが起こる気はしない。過去の事実がひとつ明るみになるだけで、それを今に投射して今がより良くなったりはしないだろう。
現時点で確認している斑入り煉瓦は、長手や小口、平の面に平行に板状に斑が入っていることが多い。これは投入する粘土について、赤く発色する粘土(胎土)と白い斑をなす粘土(層土)が同心円状球殻状に重なっているとモデル化して考えるとわかりやすい。直方体の型枠に球殻球を押し込んだら、少なくとも型枠や作業台に接する辺りは現物のようになるはず。しかし完全な球殻球であれば上下の平に沿って層ができることになるのでちょっと違う。そうではなく、チョコチップクッキーの生地のように、クッキー生地(=胎土)にチョコレート(=層土)が塊になって入っていて、それが型枠に沿って拡がり隅々まで行き渡る際にチョコが押し延べられて層をなす感じなのだろうと思う。すごく柔らかいチョコレート。マーブルブレッドのパン生地とチョコレート層に例えたほうが合っているか。
あるいは最初に型枠の内側に函状に粘土を貼り付けておいて、最後に中央に充填するとか。層土の白が表面に現われているようなのは案外少ない。