nagajisの日不定記。
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いしづちライナーはネット予約をしておらんのか。明日はいろいろせんといかん。
ジャンクノートに囲まれて墨汁伝玄状態。なるほど定格2.5A・35Vのチップヒューズは200%5秒で死ぬのか。怖い怖い…
大台へ行った時はあのソロテン担いで行ったんだよな。行けないことはないぞ。
知り合いの知り合いのお子さんが、父の日のプレゼントのつもりで「カメラの洗浄」をしたのだそうだ。洗浄、といっても「流しに放り込んで洗剤かけてジャブジャブ洗う」というものだ。コンデジとフォーサーズの眼レフ+換えレンズが10数台、シンクに沈んでいる画像は、いま思い出しても背筋が凍る。悪い夢を見そうである。フェィクだといってほしい。
てか、感電しなくて良かったな・・・お子さん。
必要なものが必要な時に必要に応じて在ってくれるような人生を歩んでみたかった。さぞかしサッパリスッキリな毎日であることだろうと思う。あるはずなのに見当たらないもの(ex.箸、ハサミ、ライト、前のシュラフを使っていた頃に袋にしていたコンプレッションバッグ)、あるかもしれないけどどこにあるか皆目見当がつかないもの(ex、岸和田煉瓦「標×商」)、ありそうな場所に心当たりがあるけど行く暇と金と体力がないもの(ex.土木局長達附図)、あるはずもないけどあってほしいもの(ex.1kgを切る安いソロテント、無限の体力)、あるところにはあって有り余っているのに身近にはないもの(ex.チップヒューズ、金)、みつけにくいもの(ex.かばんの中にも机の中にもない)、あるのかないのかもよくわからないもの(ex.全社的包括的な煉瓦製造手法の共通項、真理)、ういったものを探してばかりの人生を送っている。慢性的に精神飢が餓状態に陥っているかのような状況でのなかを歩いている
そんな私がそれらを得たとしても断食直後にステーキを食うような感じになってかえって体を悪くするかもしれない。
そういや富とか名誉にはならないなら翼もほしい。賛美と名声はいらない。
けれどもこの状況、能動的に何かを探すという行動?は、退屈しないことだけは確かである。全部が全部賦与される人生、受け身で生きていくしかない毎日であったとしたら、それはそれで寂しく退屈な人生であるかもしれない。探して見つかった時の喜びがあるからこそ明日も朝起きることができるのではないかしらん。
言葉を探すのも楽しいといえば楽しいが、すぐに限界に達してしまって、それ以上の探索ができなくなりがちなのがつらい。うまい言葉が見つからないことほど心を疲弊させるものはない。自分の限界をまざまざと見せつけられるようで居た堪れなくなる。
探し回って得た煉瓦のこと(モノよりもむしろ情報のほう)を早くまとめてしまわなければならないと思う。nagajisという個人には価値はないが、nagajisが得た情報には価値があると思っている。抱え込んだまま死んでは情報に申し訳が立たぬと思う。せっかく探し出したのだから大伽藍とまではいかないにしてもせめて地蔵堂くらいは建立してやりたい。その整理と結びつけにどうしてもnagajisの恣意が入るのが残念であるがこればかりはどうしようもない。ああ、誰か乙爺の昔語りを聴いて書き留めて編纂してくれるような奇特な人はあるまいか。持ちネタ全部託すのに。
他人が何を目的にして生きているのかわからない。良い暮らしをしたい、という人のいう「良い暮らし」って何だ、って思う。うまいごちそうをたらふく食べることか。無病息災で長生きすることか。贅沢な品々に、子や孫に囲まれて恙無く生きることか。どれも自分にはあまりうれしくない。それが人生の最終目的とは思われなんだ。それは個人ひとりの幸せでしかないんじゃないか。良い暮らしをした人があったというだけで何も残らない気がする。
並型煉瓦の中途半端なサイズを、8寸4寸2分の型枠に詰めた粘土を焼いて収縮した結果がこのサイズになった、と想像していたのだけれど。
名称 | 長手(mm) | 小口(mm) | 厚(mm) |
並形 | 7寸4分 (224.2mm) | 3寸5分 (106.1mm) | 1寸7分5厘 (53.0mm) |
一般的な陶土は収縮率12~13%と聞いた。関西の煉瓦は砂やら小粒の石やらが多く含まれているのでもうちょっと焼き締まらないかもしれぬが、まあ12%と考えておこう。元の型枠のサイズは上記の数字に100/88をかければいいわけで、結果、
名称 | 長手(mm) | 小口(mm) | 厚(mm) |
並形 | ≒8寸4分 (254.8mm) | ≒4寸(120.6mm) | ≒2寸 (60.2mm) |
となる。長手が4分も長い以外は結構いい線行っている。これが仮に8寸から焼き締まったものとするなら水平方向だけ収縮率7.5%にならないといけない。xyzのx軸だけ縮まないなんてありえるのだろうか。
粘土の分子構造はSiとOからなる4面体状ユニットが平面に連なった「4面体シート」とAl+OHの八面体ユニットの連なり「8面体シート」の2つの構造が貼り合わさったやつが水分子を挟んで重なっているような感じなんだそうだ。もし仮に長手方向に平行にこのシートが連なっていたらその方向にはほとんど焼き締まらないことになる(収縮はシート間の水が逃げて縮むことで起きる)。層と平行の方向には焼き締まらず層と垂直の方向には焼き締まる?とすると長手が焼き締まらないことを説明できるのかもしれぬ。しかしそれなら小口方向にも焼き締まらないはずで。長手の方向にはムニューっと流れるわけだけれども。ううむ。
大正14年のJESで長手小口の公差3%なのに何故厚さだけ4%なんだろう。長手小口は長いからな、長手の1%と厚さの1%は絶対値違うもんな。