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2019-12-04 [長年日記]

[橋梁] 久保田敬一『本邦鉄道橋ノ沿革ニ就テ』続

件の論説で得られた貴重情報その2。初代橋をM20末~30初頭に拡幅した時に添え足したトラス桁は、鋼鉄製ではなく錬鉄製であるとのこと。拡幅の頃にはすでに鋼橋が一般的になっていたのだけれども、元の桁が錬鉄なので、それと合わせないと強度が均一にならないだろうということでわざわざイギリスに錬鉄を発注し神戸工場で製作した。この、神戸工場でトラス桁を製造したちうのも地味に貴重なエポックだった。この拡幅桁の製作が本邦におけるトラス桁製作の嚆矢だとのことだ。(よくわかっていないのだけど、橋の部材を作る=製造、穴開けたり加工したりする=製作、リベット打って形にする=建造・構築・あるいはこれも製作に入る?という各段階があって、たしか初代桁もリベット打ちは日本でやったんじゃなかったか。イギリスから組み立てた状態で運んでくるというのはちょっと考えにくい。製作からやったのは拡幅トラスが最初と。)

この論説が書かれた頃にはすでに「拡幅桁=鋼鉄製」という認識が広まっていたそうで、往時を知る人の話や部材発注の記録などを見てもそれは間違い、錬鉄製である、とわざわざ書いている。ということは転用桁のグラインダーテストをしても新旧はわからないってことだ。うむ。

あー、この論説、戦前名著100選か何かに入ってるんだ。今知った・・・。でも図面は相変わらずだな。諦めるしかないか。http://library.jsce.or.jp/Image_DB/book/pdf/02247/index.html

http://library.jsce.or.jp/Image_DB/book/index.shtml この ページどこからリンクされとるんだろ・・・


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