nagajisの日不定記。
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煉瓦製造 本線起工に当り橋梁隧道其他に必要なる煉瓦を供給するため、属村井正利を主任とし、江尻、金谷、中泉等に煉瓦製造所を設け、明治五年堺に於て製造した経験を基礎として之が製造に当らしめた。中にて江尻製造所は最も大規模のもので、清水港に面する巴川の左岸に之を設け、窯数四、その房数八十二に及び原料の粘土は巴川の上流より採取し、製品は冨士川方面へは建築列車で輸送し、洞村隧道方面へは海岸に仮線を敷設して運び、石部隧道方面へは小蒸気船の曳船にて運搬したのである。
小野田さんの論文『明治期における鉄道用ランプ小屋に関する考察-稲荷駅ランプ小屋の建設年代について-』から掘り返して『各省所管官有財産目録. 上巻 明治24-25年』に行き当たる。書かれてある通りこの目録では煉瓦造平家になってる。
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/799636/210
該ブツの竣工年は柳ヶ瀬、疋田、敦賀、金ヶ崎各駅ひっくるめて同年同月着竣工になっておるのだな。具体的には柳ヶ瀬駅が14年4月起工15年11月竣工となっていて、以下同となっている。ほんとかなあ…。
少なくともM24-25頃には煉瓦造であったことは間違いない。
んで、こいつにはすべての橋梁・コルベルトが載ってるのだな。橋梁橋台が煉瓦というのもしっかり載ってる。まずい……また時間が溶ける……
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/799636/143