nagajisの日不定記。
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全形の”C"を探しに行った。なんとか取得した。モルタルが硬い上にヒビが入っているのに気づかなくて粉々にしてしまったが……何とかここまで清掃した。長約 9 in.
これともう一つの”C”断面を見る限り、やはり横せり形の異形煉瓦とみてよいようである。2-1/4 in. と2-1/8 in. を意図して作ってあるらしい。残存橋脚の小アーチのを測っても判然としないのだが単体でモルタルをはがした上で測ると明瞭に違いがわかる。&インチメジャーで測ると面白いように収束する。ミリで測るとかえって厳密を追いすぎてわからなくなるのだ。
そのほか井筒に鉄筋が使われているかどうかを確認。半分以上埋もれていてわかるだろうかと思ったものの最初の数掬いで鉄筋に到達した。径1-1/2 in. の鉄筋が確かに使われている。ボイルの六郷川橋梁の工事報告にあるのと同じ。やり方は桂川橋梁の頃から変わっていないはず。(鉄筋は複線化線の井筒にもある)
あと橋脚の小アーチの径を測りたかった。スプリングラインの少し上まで護岸の石張りがきているせいできっちり測ることができなかったが、その石張りの面のところですでに6ftを少し超えるような感じ。天神川の左岸にあるものは旧橋脚井筒の下流側と複線化線の井筒の頭が露出していたので、それを利用して井筒の芯-芯間を測ってみると18ftくらいあった。ということは井筒半径6ft✕2を差し引いて径6ftと考えていいことになる。
その1@6ftのアーチに横迫り形の異形煉瓦を使ってあることになり、それはそれでちょいと謎である。他の暗渠では6ftくらいならわざわざ迫形異形を使わなくても積めているのだ。アーチが真円ではないためか。それとも桂川橋梁だけ念入りに作ろうとしたのか。