nagajisの日不定記。
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寒稽古に参加せず。第Iなりたり。惟うに第一が最も良しと。午後は教練一時間の後に雄叫台に於て消火の為の駅を火になげつけ、消す実験あり。依って、こゝに予は火は最初の五分間にあらざれば、此の液に於ては消火困難なる事を通節〔痛切〕に感ず。夜に生徒監殿より御注意を受く、それは、「予一月八日生徒監殿宅に於て昼食の際に茶碗の予のと児玉のと代りをるを見、此れを直ちに代えたる事は礼にもはずれ、又小さな事に気をとめすぎる」ということなりき。予此の際生徒監室にて涙流す〔「涙流す」に朱線、欄外朱書き「軽き気持にて注意を受けよ」〕。
扨て明日のため今夜は今より眠らん。安らかに。
〔nagajis:欄外朱書き一文字目心許無し〕