nagajisの日不定記。
本日のアクセス数:0|昨日のアクセス数:0
ad
七月十日頃を盛とした暑さも次第に軟〔和〕らぎ、たまヽ風を見る。
五時間目は国漢乙の補習授業をなす。人に比しいちゞるしく書取不得手の故なりと。以て幸となすところなり。暑中稽古以外は自習なりき。今日の稽古は最初に於て、最も後に並びたる故一回のみにて全くきつくも暑くもなく、時間不足を感じたり。
軍神加藤建男少将に付き、
閣下は支那事変勃発以来今日まで各地に戦十回、以て其の間七回の感状を授けられたり。遂にビルマの上空の花と今年五月散られたり。
北海道旭川中学・仙幼・陸大専科を経られ陸士三十八期生なり。
一已にして敵機を撃墜すること二百数十機なり。何と偉ならずや。
陸軍に於て二階級中佐より一気になられたる方は之を始とす。
かの精神を予之を汲み取らん。