nagajisの日不定記。
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日中室内にて摂氏三十四度なりき。
川野・片山・神野は昨日江津湖の底に落したる池田の水筒を探しに、十三時より十九時まで行く。物は官物なり。官物尊重の念を忘るべからず。官物は大切なる物なり。 十五時より二時間愛校作業日光の下に裸体にて、予の最も理想とするところなり。個人訓育あり。
克く学友と輔け合い、自己の事のみを考えずに手を取り合いて務むべし。と、
又生徒監殿の予に与えられたる御注意
お前は寝台上に学科出場の際置きいたるはよろしからず。須くかん便主義におちいらず定められたる事をすべし。と。
暑き故か考うるにやはり気の緩みなり。あと一日然もニ時間頑張らん。
点呼後直ちに校庭に出で明日の剣術大会にそなう。
◎前期を観ての所感
全体的に学科にては一年後期より頑張りたり。又体力も上りたるは毎日々々の賜と喜ぶ。然し寝室を観るに整頓にても乱れたり。
一般に昨日の所感の如く此の四ヶ月間に急に何事もなりたり。残念なり。何事を為すにも真面目努力必要なり。艱難汝を玉にすとは何を云いしか。此処一時、予は梶永を手本となす。