nagajisの日不定記。
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今朝父の夢を見る。父の夢を見るは之が初なり。起床喇叭にて破られたるは残念なり。然し我が父家に帰り来られたる時は喜悦満面に表れ嬉しさ誠に之れ以上なしという可し。彼の微笑ましき父の顔尚顔前に彷彿たり。忘ること能わざるは父が事なり。
相当に寒気増せり。声を高く出せば何事にも自と気力満ち愉快なり。益〃声を出すべきなり。国漢乙は自習にて、唱歌の時間は石川教官殿のビルマ戦に関して話を承る。南方には不足物資何一つ非ざる物はなしと。又外国語は十分身につけおくを要すと。伊藤重禁二日命ぜらる。要するに四十五期の不覚と思いて、より一層真の友情を持たざるべからざるを感じたり。毎日の延燈にて今日は自習時間の活動鈍し。昨日の如く依然たり。