nagajisの日不定記。
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夢の中では理智的な判断力が低下する。その割に妙に現実的であったりして、夢の中の自分は芯からそれを現実と受け止め、そして苦労することが多い。
先日見たのは表題のような内容。大鉄が路線を建設するときに難波の築堤を超人間的存在の力を借りて建設したという新聞記事を読んだ記憶があり、それを確証するために該記事を探すという夢だ。大量にコピーしてきた記事の山の中からそれを探し出そうとしている。いくら捲っても該当記事が出て来ない。おかしい。絶対コピーしたはずなんだ。「鬼斧神鑿」という形容ではなく実際にそんな力を得て奇跡的な工事をしたという記事が。
目が覚めた時、妙なリアル感とともに、じっくり考えたらそんなことあるわけないだろうという判断が湧いてきて、なんでそんな無駄なことをして疲れたんだろうという後悔の念に苛まれた。
続けて思ったのだが、痴呆症状というのは、この夢の中のような状況をいうのだろうということ。あり得ない、おかしい、という判断がまったく働かずに、始めに思ったことに妄執して、離れられなくなる。どこかがすっぽり抜け落ちてしまっている。リアルに近ければ近いほど。
痴呆と我との間は思っていたよりもさらに近くて具体的なのかも知れない。