nagajisの日不定記。
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醤油こぼしたり食い物カスを詰まらせたりなんやらよくわからないべたべたしたものを撒き散らしたりして汚いことといったらnagajisのやり口以上だという酷い状態になっていたApple Pro キーボードを完全分解して掃除した。都合数時間を要した大掃除である。
このキーボードは導電シート・ゴム・キートップをはめ込むガワが骨格たる鉄板に対して大量のネジで固定してあって、そのお陰で非常にsolidなタッチであるところが素晴らしいのだが、裏を返せば徹底掃除のために数十個の小さなネジをちまちまちまちま外さなければならないという大変さがある。それが面倒で徹底掃除はなかなか手が出せない。しかしいい加減汚らしさに嫌気がさして決行したのが今夜であった(←キーの反応がおかしくなったというのもあった。通電部にゴミが挟まって接触が悪くなってしまったカンジ。それを直すためには完全分解して通電シート部を取り出さないといけない。ちなみに醤油を大量にこぼすとこの通電シートに染み込んでそこで錆を発生させる。そうなると復旧は非常に困難である)。
そんなわけで掃除をし、きれいに洗って拭いて乾かして、いざ組み立ててみたら打鍵ゴムが一個どっかいっちゃってやんのばーかばーか。仕方なくHOMEキーをゴム無しにすることで対処することにした。どうせ滅多に使わないキーだから実害らしい実害はないのである。しかしあちこちダメなキーボードになってしまったことについては書いても書いても書き足りなり情けなさを感じる。Iキーはツメが一本折れちゃっているしHOMEキーは使えないし。見た目は綺麗になりグリスアップでキータッチも復原したのだけれどもそんな瑕疵がそこかしこに潜んでいるキーボード。見るたび触るたびその瑕疵が気にかかってうすぼんやりとした苛々を感じることになるのであろうと思うと何とも遣る瀬無いのである。
これといって食べたいものが思いつかないままスーパーに立ち寄って、お好み焼き粉を見た瞬間に電波を受信した。そうだ広島に行こう。ということで焼きそば麺やら豚肉やらキャベツやら買い込んでウキウキワキワキと作ったのであるがしかし、麺を炒める段階の頃に「お好み焼きソースが無い」ことに気づいてしまった。あると思っていたそれはお好み焼きソースではなく焼きそばソースであった。仕方なく焼きそばソースとマヨネーズで食べることにしたが、やっぱり広島風お好み焼きは甘ったるいお好み焼きソースでないとおいしく召し上がることができなかった。こういう失敗を二度と繰り返させないための戒めとして食したのである。
我が家のコンロは一口コンロ。これで広島風お好み焼きを作るのには様々な困難が伴う。まず炒める/焼くの順番を考えねばならない。先に麺を炒めてしまうとその麺の置き場に困る。器に移しとけばいいやん、などと考えてはならない。そうすると麺が冷めてしまってゴムみたいになってしまうし、焼いたお好み焼きの上に麺を載せるのが難しくなる。皿に麺、フライパンにお好み焼きが焼き上がっていると仮定して、その皿に麺を載せたお好み焼きを載せる方法を考えてみていただきたい。フライパンの上のお好み焼きに皿の麺を移す→それを皿に移す、とやるとかなりの確率で麺が飛び散る。型崩れする。かといって皿の麺の上にお好み焼きを載せるのは敗北である。上に載せなければ広島風とは言えぬ。
皿の麺の上にひっくり返した状態の広島風お好み焼きをひっくり返したまま載せて、その後皿ごとひっくり返してみるとか、フライパンの蓋にお好み焼きを取ってその麺の上に載せるとかも考えたことがある。後者は一度試してみたりもした。一見素晴らしくよいアイデアのように思えたのだが蓋がめっさ熱くなる上に油とか水分とかが垂れてきて阿鼻叫喚の巷が現出した。危うく取り落としそうになり余計にぐちゃぐちゃになってしまった。
要するに先に麺を傷めるからいけないのである。最初に広島風お好み焼きを完成させ、皿に移しておいて、改めて麺を炒めて乗せれば万事済むのである。ということを作り終えてから理解した。
キーボードカバーを付けましょう!
そーなんですよね。キーボードカバーをつければ何の問題も起こらない・・・ゴム無くしたりせんでも済みますな。