nagajisの日不定記。
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大東亜戦争一週年記念の日に当り、我等は終日を不屈の精神〔朱棒線〕を養うべく過したり。先ず二時起床し、同半集合し、武装して藤崎宮参拝引続き小峯陸軍墓地を詣でて五時半帰校す。朝とて手も始めは冷たさを感ぜしも終に至りてはほてりて暖き程なりき。いずれも不屈の精神錬成の目的を以てなり。帰校後六・〇〇より 詔書奉読。六・四〇会食。十三時より七〇分間山田副官殿・濱崎生徒監殿のビルマ作戦及び時局につき夫〃訓〔講〕話あり。一通り之にて特別行事を終りたるも、今日は朝よりも昼間が寒気烈しく不屈の精神錬成には十分なりき。昨年の感激が眼をとず〔づ〕れば彷彿たり。彼の喜び。彼の何くそやるぞと誓いし覚悟一に思い出でざるはなし。我亦今日今年もやるぞと覚悟す。第二年に入りて長期戦態勢となりねばりが一層大切なりと。
体格機能力検査は前期に比し相当低下したり。
運搬 九秒六 投擲 三十七米
走幅跳 四・七三米 計十六点
気候の関係とはいえ情なきことなる哉 健康状態良好なり。