nagajisの日不定記。
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実際家の中にてもむかヽする日なりき。五・四〇より奇数班剣術(暑中稽古)を行いぬ。校長殿御注意に曰く、下級生と心と心をぶつけ合うのは互に練習する時の外なし。故になるたけ多くの者とぶつかり合うべし。又三年は二年が手が上らぬまで鍛えよ、而して最後に大技を行うべし。此の際邪念あるべからず。と。剣術は遠間面・追撃面・■胴・体当りをなすべしと。実戦的ならざるべからず。剣術よりかえりて我憤慨す。即ち四学班の者は寝室の掃除もせず、我々の床も乱れたる儘なりき。而して我等之をなす。同寝室に於て心を打ち開〔明〕けて話す友としては、此に、物足らざるものあるを感ずるなり。〔欄外朱:残念〕
外出し久保少佐殿宅訪問す。十六・〇〇まで子供相手に遊びたり。少佐殿と予、予と「ノリヲ」さんとの年の関係は大体同なり。入江に集会所委員生徒を交代服務して貰いたり。良好。
今日は帰り藤崎宮前にて九十九部隊の某兵長殿に対し非常に感謝す。混雑の中に於て特に帰校時限を心配して取はからって下されし故なり。