nagajisの日不定記。
本日のアクセス数:0|昨日のアクセス数:0
ad
移設された阪急コンコースの壁画をじっくり鑑賞する機会に恵まれた。なかなか綺麗に仕上げてあって、その雰囲気のなかで食事ができるのもよく、いい再利用法だと思った。
コンコースを新しくしたことには様々な意見があるけれども、私は上手くやったほうじゃないかと思う。より明るく開放的になったコンコースは清々しく、歩いて心地いいし、そのうえで随所に古い感じを残してある。ただ古いんじゃなく洗練された古さがある。タイル壁画だってあのまま掲げ続けていたら痛み切ってボロボロになってしまっていただろう。
都市は常に新しくならなければならない宿命を背負っている 。そのための革新と、歴史を尊ぶ保守との妥協点というか、落とし所というかな着地場所を、阪急はよくわきまえているんじゃないかしらん。少なくとも自分の感性にはよく合っているのか好ましく思えたことだった。そんなことを思うのは、 阪急王国にどっぷり浸かって暮らしているせいかも知れないが。