nagajisの日不定記。
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尾鷲 104x54x215, 106x53x220, 54x106x217, 55x103x219, 56x106x222
相賀 103x54,224, 105x55x220, 107x57x220, 105x55x222, 102x55x223
相賀には大阪窯業の手整形煉瓦が使われている。 あの整った綺麗な小口は、そう言われてみれば確かに大阪窯業製らしい。よほど市中でだぶついていたのだろう。抑、明治時代から米子とか台湾とかに輸出してたくらいだから充分あり得る話である。
大正2年着工・同5年竣工のでも手整形。そもそも大阪窯業の刻印が押されている機械整形を見たことがない。2通り考えられる。
1.機械整形煉瓦の用途が限定されていた
鉄道局納入用とか水道局とか。特級品の位置づけ。
2.機械で切り出したものを撫でて整形していた
機械整形のささくれが粘着力を高めると言われていはいたけれども、日本煉瓦製造の「煉瓦要説」の話であって、関西圏ではどう取られていたものか。機械切り出し+手整形と考えれば、大窯の手整形煉瓦のホモぶりに納得がいく。
そうか、 大窯の手整形煉瓦を割ってみればいいのか。割るっていうよりも切断。断面を見てみればわかるはず。
相賀には大正九年一月の銘のあるお地蔵様。頭が欠けておられて痛々しかった。なんで気づいてあげられなかったのだろう。申し訳ないことをした。