トップ «前の日記(2015-01-21) 最新 次の日記(2015-01-23)» 編集
1941|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1942|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
1943|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|
2005|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2023|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2024|01|02|03|04|

旧道倶樂部録"

nagajis不定記。
本日のアクセス数:0|昨日のアクセス数:0
ad

独言 | bdb | C60 | D | KINIAS | NDL | OFF-uploader | ORJ | pdb | pdf | ph | ph. | tdb | ToDo | ToRead | Web | web | きたく | | なぞ | ふむ | アジ歴 | キノコ | コアダンプ | | ネタ | ハチ | バックナンバーCD | メモ | 乞御教示 | 企画 | 偽補完 | 力尽きた | 南天 | 危機 | 原稿 | 古レール | 土木デジタルアーカイブス | 土木構造物 | 大日本窯業協会雑誌 | 奇妙なポテンシャル | 奈良近遺調 | 宣伝 | 帰宅 | 廃道とは | 廃道巡 | 廃道本 | 懐古 | 戦前特許 | 挾物 | 文芸 | 料理 | 新聞読 | 既出 | 未消化 | 標識 | 橋梁 | | 滋賀県道元標 | 煉瓦 | 煉瓦刻印 | 煉瓦展 | 煉瓦工場 | 物欲 | 独言 | 現代本邦築城史 | 産業遺産 | 由良要塞 | 発行 | 看板 | 石垣 | | 竹筋 | 納得がいかない | 索道 | 絵葉書 | | | 資料 | 近世以前土木 | 近代デジタルライブラリー | 近代化遺産 | 近遺調 | 道路元標 | 道路考古学 | 道路遺産 | 都計 | 醤油 | 陸幼日記 | | | 鯖復旧 | 鳴門要塞

2015-01-22 [長年日記]

[煉瓦刻印] 三石高級耐火煉瓦@旧大阪府庁

画像の説明

再び三石駅長さんにコメントをいただいた.せっかくなので毎度毎度言及している報告書の図をスキャンして掲げておく.最初からやれと>nagajis

これが三石高級耐火煉瓦のであれば大阪府庁の建設時期・改修時期と合わないよな,と思ったら,報告書のほうにはそのことがちゃんと書かれてあった.表層で採取されたものであって,府庁跡地に建てられていた府立産業技術総合研究所に由来するものだろうとされている.そもそも「三石高級」との書き込みは油性ペン(いわゆるマジックインキ)で書かれたものとみられ,その発売が昭和28年以降であった.

画像の説明ついでにこの図も引用.大正時代に増築された南翼の一室(56暖炉周辺)で見つかったもので「Mitsuishi.」とだけある.同じものを大正煉瓦曽根工場跡付近で採取済み

…と思ったら若干違うなあ.大正煉瓦跡地に埋まっていたのはupper-caseな「MITSUISHI」だ.ふむ.

MITSUISHI耐火煉瓦刻印

報告書では三石耐火煉瓦(株)を想定するものの断定はしていない.両翼が増築された頃,三石には三石耐火加藤合資会社,三石白煉瓦合資会社,三石耐火煉瓦製造所,三石窯業株式会社など「三石」を冠する会社が多数あったからだ.

上記の会社のうち,三石耐火煉瓦加藤合資会社は三石耐火煉瓦の縦書のと似たフォーマットのが堺市で見つかっている.加藤は兵庫で耐火煉瓦製造をしていた会社.そことの合弁企業のハズ.三石窯業は大正五年に取得した商標がある

[煉瓦刻印] 三石窯業耐火煉瓦

三石窯業耐火煉瓦刻印

こちらが正真正銘の三石窯業の耐火煉瓦.二山に三.なぜか南海線の線路脇に転がっていたので回収しておいた.耐火煉瓦は基本的に撮影だけのことが多いが(だってキリがないし重いもの),これは特別だ.

同じ頃三石耐火煉瓦(株)は一山にローマ数字の3(Ⅲ)のような商標を取得した.その刻印が入った耐火煉瓦がどこかで見つかっていたはず.そして大正11年には飛行船マークを出願&取得し,実物が舞鶴の煉瓦博物館に展示されている.

こういう情報は一箇所にまとめて書いておくべきだな…あとで探すのが面倒だ.

[D] いつだったか覚えてないけど

夢の内容を珍しく憶えていて、メモしておかなければと思いつつそのままになっていたことを今更思い出した。間が空いたせいで一部忘れるというていたらく。

キリンのような馬のような、正確にいえばそのような動物の四肢と胴体だけのような四足のロボットに乗って放浪の旅に出ることにした私。なぜそのようなものを入手したのか、それで旅しようと思い立った理由も思い出せたはずなのだが、その肝心な部分を忘却してしまったのが惜しまれる。ともかくそんな旅に出る決意をした。

けれども誰も構ってくれない。

周囲に人がいて、その集団の隣でうんとこうんとこ乗ろうとしているのだが誰も私に気づかない。敢えて無視しているようでもある。そういう放置には現実で慣れているつもりでいる自分にも拘らず、やはり心のどこかでは寂しがっているようで、どうやって周囲の気を引こうかと考えつつ、惜しまれない旅立ちのほうが自分には相応しい気もして、どっちつかずにうんとこすんとこやっている。幸いなことに四足ロボットは非効率的で操作が難しい。なかなか出発することができない。意図して、と意図せず、の中間点にいてやきもきしている辺りまではよく覚えている。その後どうなったか(続きを見たのか忘れてしまったのか)はっきりしない。

あまりに現実に即していてワロタ。


トップ «前の日記(2015-01-21) 最新 次の日記(2015-01-23)» 編集