nagajisの日不定記。
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日曜日の探索で久しぶりに木通を食った。見れば見るほど芋虫に見えてグロいがたまんねえ甘さ。こんな甘いものが野山にあるということが時おり不思議に思えてしまう。柿とか栗とかもここまで甘くない。蓮華草はちょっぴりだし。
木通にとってこの甘さは何かの利点になるんだろうか? 甘さと匂いで鳥か何かを呼び寄せようとしているのだろうか。柳田翁ならきっと「人間のため」というだろうけれども(そういう独善者だったというわけじゃなく、時おり見せる諧謔として)。
なかなか思い切った作り。住宅密集地の中を通る国道21号を跨ぎ越して、国道に面する路地の一本に脚を突っ込んでいる。店や住宅が国道の際まで迫っているので国道脇に脚を下ろすことができないのだ。路地はこの歩道橋のためだけにあり、そこで行き止まりになった格好(徒歩であれば階段脇をすり抜けることができるが)。
何千回もその脇を通ったはずの見慣れた路地---というよりもその奥まったところにある民家の通用口の花壇に、松本煉瓦の○M刻印を発見した。不審者丸出しでお宅の門越しに望遠で撮った。豊中ではすでに山陽煉瓦MRKとか吉名煉瓦の○Yとか中国煉瓦の◇中とかも見つけていたので第4の広島製煉瓦ということになる。
自宅から直線距離で200mも離れていない。これが最近接、といいたいところだが約100mの位置で□リを採取しているのだから記録更新にはならなかった。
以前は豊中市岡町が特異な存在で、特に煉瓦が集まってくる場所であったのかも知れないと考えていたけれども、長い時間をかけて観察しているからたくさん見つかっているだけなのかも知れない。無論明治の昔に開発が始まった住宅地だったというのは大きいと思うけれども、それにして多種多様だし、比較的新興のエリアである桜塚でも見つかっているわけだから。そういや桜塚の共同墓地には讃岐煉瓦の松葉菱サがあったりもしたな。妙に瀬戸内圏の勢力が強い。
それこそ船のバラスだったのかも。